カーボンフレームのロードバイクを手放したので代わりの自転車を組むことにしました。
キメラは非常に剛性が高くその割りに不快な固さを感じない良いバイクでしたが、タイヤが25cまでの太さしか履くことが出来ないのが自分の使い方には合いませんでした。
廃道とか旧道とか荒れた道のほうが走りたくなるんですよね。
現在ドロップハンドルの自転車はモンスタークロスだけ。
モンスタークロスはロングホイールベースのクロモリ鋼フレームでMTB並みの太さのタイヤを履けるクリアランスがあり、キャリアを前後に取り付け可能。
ハブダイナモを装備しのんびり走るには最適ですがなにぶん重装備で軽快感には欠けます。
なので今回はある程度軽く走れて担ぎやすく、なおかつ未舗装路でもそこそこ走れる自転車を作ろうと思いました。
候補に上がるのは太いタイヤが履けてディスクブレーキを搭載したグラベルロードやシクロクロス。
タイヤが太いメリットは
・排水蓋などの溝に嵌まりにくい
・タイヤのグリップが高く安心
・道が悪くてもなんとか走れる
デメリットは
・重量で加速は悪く、特に登りは不利な事。
ディスクのメリットは
・雨天時やオフロードでも安定したブレーキの効き
・リムを削らない事。
デメリットは
・重量増
・フレームをより強靭に造る必要上硬くなりがちで、乗り心地に悪影響がでる可能性がある事。
カタログを見てみるといろいろなモデルがでています。
お金があれば欲しかったCannondaleの『SLATE 105』
サスもあり走破性は高そうですが¥390,000(税別)では手が出ません。
OnebyESUの『JFF801』シクロクロスバイク。
シクロクロス全日本9連覇の偉業を達成した辻浦圭一が設計に携わっています。
当店のスタッフが先日試乗し記事を書いていたモデルです。
(記事はこちら⇒http://ysroad.co.jp/omiya/2016/04/13/5775)
自分も以前乗らせていただきましたが良いフレームです。
GIANTの『REVOLT』。
最近売り出し中のグラベルロードというジャンル。
すごくおおざっぱに言うとタイヤが太くてオフロードを走れるロードバイク。
新しいジャンルのせいもあって、今一定義がはっきりしません。
履けるタイヤの太さがだいぶ異なるなど、モデルによって違いが大きいです。
レースでレギュレーションが決まっているわけではないので仕方ない事かもしれません。
そもそもタイヤが太くてオフロードを走れるロードバイク(のようなもの)って、スポルティーフとかパスハンとか昔からありますね。
(パスハンの定義自体も非常にあいまいですが…)
換骨奪胎となり発展すると面白そうなジャンル。
レースに興味なくて街乗りやサイクリング用途、段差を気にしたくないしそこそこの悪路も走りたい、かと言ってクロスバイクでは物足りないという層向けでしょう。
シクロやロードのレギュレーションに囚われない現代版の軽ツーリング車という解釈でいいかと思います。
KOGAの『BEACH RACER』
29erと同じ太さのタイヤを履けるビーチレーサーという非常に珍しいジャンル。
太目のタイヤで接地圧が低く砂や雪の上でも走りやすそうです。
色々考えた結果、今回は『KONA』にすることに。
コナの自転車は安定性と操作性が両立され乗りやすい印象があります。
さらにレーサーでないオンロードバイクを多数ラインナップしているのも好感が持てます。
Reynolds 853フレームにテーパードヘッド、フロントカーボンフォーク×15mmスルーアクスル、リア142mm×12mmスルーアクスルに、フラットマウントのディスクブレーキマウントといった最新スペックの『ROADHOUSE』
Reynolds 520クロモリフレームに28cと太めのタイヤを履いた『HONKY TONK』
廉価モデルの『PENTHOUSE』
軽量なKONA スーパーライト 7046 アルミを使用し28cタイヤを履いた『ESATTO DISC』
KONAらしさの現れた『FREERANGE』カテゴリ
KOANオリジナルのクロモリバテッドチューブフレームにSRAM RivalOneコンポとディスクブレーキを採用。
700×35Cタイヤを装着し、キャリアダボも備えた『ROVE ST』
こちらも以前乗らせていただきました。
ROVEシリーズはコストパフォーマンスもよく一台で様々な使い方をしたい方におすすめです。
アルミ製の『ROVE AL』
このROVEは一台で色々なことができる、汎用性が高いモデルです。
ロードバイクよりロングホイールベースで安定性がよくサイクリングに向いています。
太めのタイヤはグリップ力が高く路面状況が悪くても大丈夫です。
キャリアを付ければツーリングにも使えます。
スピードはロードバイクに勝てませんが、レースに使わないならこういった自転車がちょうどいいのではないでしょうか。
クロモリ鋼フレームに多数のタボ穴を備えたツーリングモデル『SUTRA』。
フロントトリプルギアで軽いギア比が使えるため、荷物が重くても大丈夫。
とまあ、色々なラインナップがありますが、今回選んだのはこちらの『PRIVATE JAKE』。
結局シクロクロスフレームをベースに組むことにしました。
JAKEシリーズの中で唯一フレーム販売有り。
本国にはカーボンモデルもありますが、これは7005アルミ製。
転倒したさいのリスクを考えるとカーボン製は選択肢から外れます。
実はシクロクロスは今回で2台。
前のシクロクロスはテスタッチのシクロスピードでした。
TOYO製ならではのブレーキライナーが特徴のよく走るモデルでしたが、Voodooのモンスタークロスを組むときに手放しました。
上で紹介しているJFFはシクロスピードの後継機といってよいと思います。
完成車もラインナップにありますが、なるべく出費を押さえるためフレームから組みます。
テーパーコラムに…
前後スルーアクスルです。
スルーアクスルはホイールがしっかり固定出来るので、ディスクブレーキ向き。
フォークやフレームの剛性も高くなり、特にねじれには強くなるはず。
テーパーヘッドと前後スルーアクスルの2点がPRIVATE JAKEを選んだ主な理由です。
ディスクロードやグラベルロードは規格が迷走気味ですが、このモデルは今MTBでメジャーな規格を取り入れているので、長い目で見ても補修部品の面で安心かと判断しました。(フラットマウントとか…)
MTBもディスクブレーキ化の際にはフレーム設計やパーツの規格が入り乱れ、何年か経ったらパーツが使えなくなるといった事態が頻繁に起こっていました。
また、フレームもリムブレーキとディスクブレーキでは設計が変わるのが当然で、どこをしならせ、どこでブレーキの力を受け止めるか変わってきます。
例えば、今までしなりにより乗り心地や路面追従性を生み出していたフロントフォークは、ディスクブレーキのパワーを受け止めるため固くならざるを得ません。
そうなった場合、失った要素は別の箇所で補わなければなりません。
そういった問題点をクリアし熟成が進むにはある程度の時間が必要です。
実は今回グラベルロードを避けたのは、そういった憂慮もあったからです。
フロントシフトワイヤーの通る場所がありません。
完成車はリア11~32Tのワイドレシオスプロケットを使い、1×11となっています。
軽量化の面では有利です。
素直にフロントシングルにするか、何とかフロント変速をつけるか…。
はてさてどう組んでいこう。
なるべく出費を抑えたいため手持ちのパーツを極力活かしたいところです。
急がずじっくり休憩時間中に組んでいこうと思います。
進捗有りましたらまた記事をあげますね。
次の記事はこちら⇒http://ysroad.co.jp/omiya/2016/05/01/6536
前の記事はこちら⇒http://ysroad.co.jp/omiya/2016/04/16/5689
JRのアクセスも良い大宮駅から徒歩3分の好立地に当店はございます
(新宿~最短32分 上野~最短26分)
BROMPTONをはじめDAHON・KHS・タイレル等の小径車
TREK・キャノンデール・ビアンキ・GIANT等のクロスバイク
BOTTECCHIA・TREK・キャノンデール等のロードバイク
その他数多くのブランド扱っております
ポータルサイトでは伝わりにくい、当店のこだわりや雰囲気は
大宮店SPHP(スペシャルホームページ)をご覧ください
埼玉県さいたま市大宮区宮町2-23イーストゲート大宮ビル1階2階
(旧中山道沿い【あじせんビル隣】になります。判らない場合はお電話下さい)
■電話番号
048-650-8750
■営業時間
平日: 12:00 ~20:00
土日祝日:11:00~20:00