この【本日の志木店シリーズ】では 日々の自転車組立において
皆様に参考になる情報を発信したいと思っています が・・・
今日は失敗したんですね。 そう作業ミス。
そこで ハッと閃いたのは・・・・
作業ミスの情報にも価値があるのでは?!
だって ね・・・具体的な失敗例は反面教師になりますよね。
どんな失敗をしてしまったかと言いますと
☆上画像は2015のフルクラム・レーシングZEROのフロントハブ
の両端に5mmのアーレンキ―を差し込んで外している図です
2015以前のカンパ&フルクラムの上位ハブは
まずこの作業をして片側のオーバーロックナットを外します
この展開図でいうとRS-001のナットが外れる
ハズだったのですけど・・・・
↑ 実物写真では コレ・・・・・
この部品が外れるはずだったのでが 逆側のが外れました
ん? アレレと思いましたよ
↑2015以降のフロントハブの逆側は分解式なのです
そして14mmのハブスパナが入るようになってます
↑ こんな カタチですね
↑ 旧型は太くて 一体型
新型は細くて分解型
↑ こちらは ボーラ1の該当シャフト
オーバーロックナットがシャフトと一体なのがよくわかりますね
↑ 展開図でも 部品番号は違います
新型はR0-110です
↑ でまあ 私は コチラ側が先外れたので ここに
14mmのスパナをかけて 逆側のR0-002に
5mmのアーレンキ―を入れて回しました・・・・
★これが大失敗!!
ほんのチョット力を入れると
14mmスパナはズルッとズレました
あれれ・・・・実はこの部分
軽量化の為 とても薄く造られていて
オーバーロックナットが挿入されてないと弱いのです
ナットが入ってないとすぐに歪みます
【上画像では僅かですが雌螺子が歪んでしまいナットは入りません】
★一回でも14mmスパナが舐めると即死です。
★この時点でネジ内径をタップ修復は断念。
↑シャフト再使用不能を覚悟で万力に咥えて
R0-002を外しました
【上画像は見るも無残に潰れたシャフト端部】
この先の作業は明日の新品入荷を待たねばなりません。
ああ・・・修業が足りないなと反省しています。
皆様・・・カンパ&フルクラムのカップアンドコーンハブは
とても合理的な構造で一度覚えれば・・・
御自身でも簡単にオーバーホールできる素晴らしい構造です
どうかこの失敗例が 皆様の参考になるように願います
↑ コチラ側に14mmスパナをかける時には
コチラ側の【黒い】オーバーロックナットを外さないでください
byごめんね野澤