少しずつ本格的な冬が近づいてきました。
そろそろ起毛素材のタイツの出番ですかね。
環八R1一押しのGORE BIKE WEARでは、二種類の防風ではない起毛タイツが存在します。
『 POWER 3.0 THERMO BIBTIGHTS+ 』
¥19,000-(+TAX)
『 ELEMENT 2.0 THERMO BIBTIGHTS+ 』
¥16,000-(+TAX)
どちらも起毛素材を使用したミッドウィンター向けのビブタイツ。
価格差が¥3,000-で、何が違うのかが少しわかりにくいこの二つの製品・・・
ざっくりいうと、POWERは細長く立体的でシリアスライダー寄り、ELEMENTがホビーライダー寄りなんですが、
よく見てみると実は大きな違いがあるんです。
まずは生地。
どちらも柔らかく再現性の高い伸縮起毛素材を使用していますが、膝のあたりにご注目。
こちらはPOWER。
膝から脛にかけての生地は二層構造で少し硬く、風が通りにくい仕様になっています。
撥水性もあるので、不意の雨で膝を濡らす心配も少なくなります。
背面中央部の生地も同じ仕様なので、タイヤからはねてきた水からも守ってくれます。
裏から見てみると、起毛でない事が分かります。(指で押さえている部分)
起毛による保温よりも、耐風と発散を重視しているわけですね。
こちらはELEMENT。
膝の生地は二枚重ねているため、保温性が高いのが特徴です。
POWERに比べて保護する範囲は狭いですね。
特に撥水性がある訳ではありませんが、柔らかい素材を使用しているので履き心地がとてもいいです。
裏は全面起毛でず。
保温性重視でしたらこちらですね。
最大の違いはやはりパッド。
どちらもサイテック製でGOREのために作られています。
こちらはPOWERのパッド。
メーカー説明では、3時間程度の中距離ライディングに適しているそうです。
実際着用した感覚では、結構なロングライドでも充分通用します。
お尻だけでなく会陰部まで段階的な厚みでフォローし、適度な厚みでつぶれにくいのがいいです。
こちらはELEMENT。
パッと見非常によく似ていますが、POWERに比べて厚みが薄く、柔らかいのが特徴です。
メーカーの説明では、2時間程度の短距離から中距離ライド向けということです。
実際に着用してみると、確かに普段使いにちょうどいい感じです。
100km以上のロングでしたら、POWERくらいのパッドがよさそうです。
ちなみに、どちらも前受け部分が防風ですので、下腹部を冷やしにくいです。(青パッドの上部分)
前受けが大きいと、股間の窮屈さを感じにくくなります。
上半身は、正直そんなに変わらないかな・・・?
上記画像はPOWERですが、背中がメッシュ構造。
ELEMENTはメッシュではありません。
ただ共通して言えることは、GOREのビブの上半身は、ほかの海外メーカーに比べて柔らかい印象です。
無理やり前傾姿勢をとらせるような窮屈さを感じにくく、楽なライディングポジションを維持できます。
肩の圧迫感を気にされる方は、ELEMENT、POWERともにおススメですよ 。
主だった違いはこんなところでしょうか・・・
後は実際に試着をしてみて、気にいった方を選んでいただければ。
環八R1でぜひご相談下さい。
2016.11.8 環八R1 タカハシ