【BROMPTON】輪行袋3種インプレッション
多くのメーカーが生産拠点をアジアに移す今日でも、「Handmade in London」にこだわることで圧倒的な完成度を誇るフォールディングバイク「BROMPTON」。
他とは一線を画する独自の折りたたみ方法や街中に溶け込む美しいデザインなど、その魅力は一つの記事では語り尽くせないほどですが、そんな中でも特筆すべきはなんと言っても持ち運びの手軽さ。
非常にコンパクトになるため車に積むことはもちろん、専用の「輪行袋」と呼ばれる収納袋を使うことで電車やバスなどの公共交通機関にも持ち込むことが出来、自転車での活動範囲を一気に広めてくれます。
普段通勤でブロンプトンを輪行している私新里ですが、今回はその中で「cover&saddle bag」「かるがーる」「ぷち輪バッグ」と3種類の輪行袋を使って参りましたので、その使い勝手やオススメのシチュエーションを個人的な観点からご紹介したいと思います。
■cover&saddle bag
車体収納時
販売価格:7,000円+税
数多くあるBROMPTON用輪行袋の中でも絶大な人気を誇るこの「cover&saddle bag」。
最大の特徴は、折り畳んだブロンプトンにこのカバーを被せるだけという圧倒的な手軽さ。
ブロンプトンを折り畳む時間を含めても慣れれば1分未満で作業ができてしまいます。
袋下部が開いているため、車体に付属しているキャスターで転がすことも出来ます。
さらに写真のように純正のフロントバッグを取り付けたままにすることにより、まるでキャリーケースのようにスイスイと転がすことが出来ます。
(尚現時点では多くの鉄道会社様の規定により車体を持ち込む際は完全に袋に入れなければならないため、この袋では持込NGな箇所があります。)
写真のように持つ際は袋上部を少し開け、サドルもしくはフレームを持つことで安定します。
ブロンプトンサドルのバックループにベルト固定することで荷物にならず、さらに名前の通りサドルバッグとして活用することも可能です。
また、ステッカー部分には後部から視認性の高いリフレクター機能も備わっています。
開口部が伸縮性のゴムになっているので、輪行袋の出し入れを非常にスムーズに行う事が出来ます。
このように輪行袋自体の収納も素早くできるため、全体の輪行にかかる時間の短縮にもつながります。
★こんなユーザー様に
・現時点では公共交通機関への持ち込みが出来ないため、電車などには持ち込まないが飲食店やオフィスなど日常の使用で肌身離さず車体を持ち歩きたいというユーザー様におすすめです!
■ぷち輪バッグ
車体収納時
販売価格:4,667円+税
ロードバイクなどの輪行袋も手がける老舗「OSTRICH」が送り出すブロンプトン専用輪行袋。
袋が車体全体を包み込む仕様の為鉄道などの公共交通機関にも持ち込んで輪行することが出来ます。
その魅力はなんといってもそのコンパクトさ。他の輪行袋より一回り小さいため、かばんなどに入れても邪魔になりません。また、質の高いOSTRICH製ということもあり、薄いながら非常に丈夫に出来ています。(私も現在はメインでこの輪行袋を使用していますが、3ヶ月間ほぼ毎日のように使用しても破れる気配すらありません。)
他の3種と比較してもこの小ささ。
未使用時はカバンなどにも気軽に入れることが出来るほか、写真のようにサドル下部に取り付けることも出来、非常にコンパクトです。
肩掛けのショルダーベルトが付いている為、長時間輪行で移動する際に腕が痛くならず、腕の力があまりない方でも楽に持ち運ぶことが出来ます。(ちなみにこのポイントが、僕がこの輪行袋を最初に選んだ理由です。)
袋に収納する際はこのように車体にショルダーベルトをセットするため、少々収納時間はかかりますが(慣れれば2分ほど)、車体に括り付けてあるため非常に安定します。
★こんなユーザー様に
・公共交通機関を使って輪行を考えている方、とにかくコンパクトな輪行袋をお探しの方などに自信を持ってお勧めできます。
■かるがーる
車体収納時
販売価格:8,000円+税
ブロンプトンの国内販売元であるミズタニ自転車の企画により新たに誕生した輪行袋。
上述の二つの輪行袋の良いところを上手く抑えた仕様となっており、現時点では数量限定生産となっています。
公共交通機関への持ち込みを可能にするため袋は車体を包み込む仕様になっていますが、肩からかけるショルダーベルトを車体ではなく袋に縫い付けてしまうことで、輪行作業時間を短縮する仕組みに。どこにでも、気軽に使っていただける輪行袋となっています。
袋には写真のようなD菅が付いており、ここにフック状のショルダーベルトを取り付けることが出来る仕様となっています。車体に括り付けるよりも圧倒的に簡単なので、輪行作業時間を短縮することが出来ます。
またショルダーベルトの他に手で持つことのできる取っ手が標準装備。加えて肩にかけた際に車体が暴れない様手で押さえることのできる取っ手が袋下部に装備されている豪華仕様となっています。
例えば改札前からホームへの移動や乗り換え時の移動などの長距離移動の際にはショルダーベルトを、ホームから電車に乗り込む際などの短い移動の際には取っ手を使っていただくなど、持ち方を使い分けることが出来るのです。
3つの中ではもっとも大きいながらこちらの輪行袋もブロンプトンサドルのバックループにベルト固定することが出来、その大きさを感じさせない使い勝手の良さを持っています。
更に袋前面には小物を入れることのできるポケットが付属しており、輪行の際に外したライトなどの収納場所にも困りません。
★こんなユーザー様に
・公共交通機関への持ち込みが多く、尚かつ輪行作業時間にあまり時間をかけたくない方、袋が比較的余裕をもって作られているので、ヘルメットなどを一緒に収納したい方などにオススメです。
上記以外にも、チェック柄の袋がお洒落なrin projectの「ブロンプトン用輪行袋」や袋自体に付属したローラーによって袋に包みながら転がすことが可能な「ころがーる」など、多くの輪行袋をご用意しております。
経験豊富なスタッフがあなたのブロンプトンライフを丁寧にサポートいたしますので、ブロンプトンのことなら是非、当船橋店までお気軽にお問い合わせください!