第19ステージ!
前半は難易度の低い山岳が続き残りは平たん区間であるので、キッテルがリタイアし、我こそはというスプリンターたちが集団をコントロールしていくと思いきや予想とは裏腹にスプリンターチームはおとなしく、逃げきりが決まってしまいました。
果たして勝ったのは?
【チーム】ディメンションデータ
エドヴァルド・ボアッソンハーゲン
チームHPより
ディメンションデータは今大会初勝利です!
ディメンションデータの陣容を少し見ていくと、基本的には総合を狙わずステージ優勝を稼いでいくチームである。チームのエースは昨年のツールで4勝を挙げたスプリンターのマーク・カベンディッシュ。登れるスプリンターのエドヴァルド・ボアッソンハーゲン。そして、逃げでステージ優勝を狙うイギリスチャンピオンのスティーブ・カミングスとセルジュ・パウエルス。この4人でステージを取りに行く。
しかし、カベンディッシュは第4ステージのサガンの肘打ちによって落車リタイヤしてしまい、一番の稼ぎ頭を失ってしまいました。しかし、その後は、ピュアスプリンターではないボアッソンハーゲンが平坦ステージで健闘し、何度も上位入賞をしてきた。そして、あと一歩というところでステージ優勝を逃してしまっていたが、最後の最後に逃げ切りが決まりステージ優勝することができた。
エース不在でもモチベーションを落とさず走り続けたチームとボアッソンハーゲンはスポーツマンとして本当に素晴らしいです。
ボアッソンハーゲンは今年、母国のノルウェー開催の世界選手権で優勝を狙っているのでいい踏み台になったと思います。
レースの全体を見ていくと、まず最初に総合にほぼ関係のないメンバーによる20名の逃げが発生しました。
メイン集団では先頭をチームスカイ、AG2Rラモンディアル、キャノンデール・ドラパック、アスタナと総合順位に応じてチームがずらりと一直線に並んでいました。スカイは全く先頭集団に追いつく気はなく、ほかのスプリンターを抱えるチームの中でも持スカイに代わって前を引こうとするチームは現れなかったので、このまま逃げを容認する形になってしまった。
チームHPより
ピュアスプリンターたちは最終日のシャンゼリゼにゴールする平坦ステージに向けて体力を温存しているのだろう。
逃げ集団は20人からさらに9人のメンバーへと絞られました。
メンバーはこちら。
エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ディメンションデータ)
ニキアス・アルント(サンウェブ)
イェンス・ケウケレール、ミヒャエル・アルバジーニ(オリカ・スコット)
トーマス・デヘント(ロット・ソウダル)
ダニエーレ・ベンナーティー(モビスター)
ヤン・バークランツ(AG2Rラモンディアル)
エリー・ジェスベール(フォルトゥネオ・オスカロ)
シルヴァン・シャヴァネル(ディレクトエネルジー)
この先頭集団ではしきりにアタックがかかるがなかなか決まらず。先頭集団に2人残したオリカ・スコットの選手のアタックも決まらなかった。
このまま、スプリント勝負になるかと思いきや、残り2.8㎞でボアッソンハーゲンがアタックを仕掛け、これに反応できたのはアルントのみ。
だが、アルントはボアッソンハーゲンについていくことができずボアッソンハーゲンが独走勝利を決めました!
まるでワンデーレースを見ているかのようなサバイバル感ゴール前の選手同士の駆け引きでした。
チームHPより
ステージトップ10です。
Rider Name (Team) | Result | |
1 | エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ディメンションデータ) | 5:06:09 |
2 | ニキアス・アルント(サンウェブ) | 0:00:05 |
3 | イェンス・ケウケレール(オリカ・スコット) | 0:00:17 |
4 | ダニエーレ・ベンナーティ(モビスター) | |
5 | トーマス・デヘント(ロット・ソウダル) | |
6 | シルヴァン・シャヴァネル(ディレクト・エネルジー) | |
7 | エリー・ジェスベール(フォルトゥネオ・オスカロ) | |
8 | ヤン・バークランツ(AG2Rラモンディアル) | |
9 | ミヒャエル・アルバジーニ(オリカ・スコット) | 0:00:19 |
10 | ピエールリュック・ペリション(フォルトゥネオ・オスカロ) | 0:01:32 |
次は総合順位が決まる最後のステージ!タイムトライアルです。フルームが勝つことはほとんど決まっていると思いますが、ほかの総合選手たちの中で変動が起こるかどうかが楽しみですね。最後まで応援していきましょう!
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