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【ツアー・オブ・スペイン 2017】ブエルタ第2ステージ!貴重な平坦ステージでまさかの逃げ切り勝利!

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新宿ビギナー館【閉店しました】】 17年08月22日

第2ステージ!

 

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※チームHPより

 

ブエルタでは数少ない真っ平らなステージ。ここで、スプリンター達の調子の良し悪しがわかってくるが果たして勝ったのは?

 

【チーム】クイックステップ・フロアーズ

 

イヴ・ランパート

 

やはり、今回は横風分断作戦が発動しました。いろんなチームが実行していたが、決定打を打てたのはまずチームスカイ。70キロ程度で引きたおして人数は大きく絞られた。そのあと、横風のスペシャリストチーム、クイックステップが引き始めると、10人程度の集団まで絞られることになりました。

 

ゴール手前、チームメイトのマッテオ・トレンティンのアシストのために前を引いていたランパートが後ろとちょっと開いた差を利用して一気に加速しての逃げ切り勝利!

 

ん?これどっかで見たような...

 

ジロ・デ・イタリアを見ていただいた方ならわかると思いますが、これは第一ステージで見せたルーカス・ペストルベルガー(ボーラ・ハンスグローエ)がアシストとして前に出て引いていたら後ろと差が開いてしまいそれを利用して逃げ切り勝利を挙げたものとよく似ている。

 

名付けるなら「ペストルベルガー法」である。

 

しかも、ペストルベルガーがたまたまやってしまったのに対して、クイックステップはランパートが出た後、後ろでチームメイトが他チームの追走をつぶしてほかのチームに追わせずに勝利という超計画的なやり方であった。もしかすると、クイックステップの作戦にこれはあったのかもしれない。

 

「ペストルベルガー法」これからもはやりそうですね!

 

ステージトップ10を挙げていきます。

 

  Rider name (Team) Result
1 イヴ・ランパート(クイックステップ・フロアーズ) 04:36:13
2 マッテオ・トレンティン(クイックステップ・フロアーズ)  
3 アダム・ブライス(アクアブルースポート)  
4 エドワード・トゥーンス(トレック・セガフレード)  
5 サーシャ・モドロ(UAEチーム・エミレーツ)  
6 ミカエル・シュヴァルツマン(ボーラ・ハンスグローエ)  
7 トム・ヴァンアスブロック(キャノンデール・ドラパック)  
8 ダニエル・オス(BMCレーシング)  
9 パトリック・コンラッド(ボーラ・ハンスグローエ)  
10 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(バーレーン・メリダ)  

 

 何人かのスプリンターはクイックステップの作る先頭集団に入ることに成功したが、最後は人数を揃えたクイックステップにやられてしまったという感じですね。

 

その中でも、注目したいのが昨年英王者のアダム・ブライス。今大会最初の平坦ステージで並み居るスプリンターを倒しての3位。ここまで上位に来るとは思っていませんでした。そして、今年できたチームとは思えないほどのトレイン形成力で、常に集団前方にポジションどりしようとする姿はワールドチームに匹敵するチーム力は持っていると思います。あとは、山の多いブエルタでブライスがどれだけ山岳をこなせるのかにも期待です!

 

そして、ちゃっかり先頭集団に潜り込んで総合のライバル達と差をつけたヴィンチェンツォ・ニーバリ。エステバン・チャベスに5秒差、クリス・フルーム、ファビオ・アルに8秒差、ロマン・バルデ、アルベルト・コンタドールに13秒差をつけた。

 

総合順位を上げておきます。

 

  Rider name (Team) Result
1 イヴ・ランパート(クイックステップ・フロアーズ) 4:52:03
2

マッテオ・トレンティン(クイックステップ・フロアーズ)

0:00:01
3 ダニエル・オス(BMCレーシング) 0:00:03
4 ティージェイ・ヴァンガーデレン(BMCレーシング) 0:00:17
5 ニコラス・ロッシュ(BMCレーシング)  
6 ローハン・デニス(BMCレーシング)  
7

ジュリアン・アラフィリップ(クイックステップ・フロアーズ)

0:00:18
8 ウィルコ・ケルデルマン(サンウェブ)  
9 クリス・フルーム(チームスカイ) 0:00:21
10 ワウト・ポエルス(チームスカイ)  

 

第1ステージのチームTTでトップに立ったBMCは一夜で総合トップの座をクイックステップに明け渡すことになりました。

 

IMG_0762

※チームHPより

 

ステージ優勝した26歳のランパートはマイヨロホを獲得すると同時に1位ゴールの25ポイントが加算され、ポイント賞も獲得しました!

 

第3ステージは山岳ステージなので、総合、山岳賞共に大きく動くことでしょう。最後は下りゴールなので下りの得意な選手が少し有利かと思われますがどうなるか?

 

第3ステージの記事もあげて行く予定なのでそちらの方もどうぞご覧ください!

 

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