先日は毎年恒例、年に一度のワイズロードスタッフ向けの社内試乗会に参加してきました。
当日は前日から引き続き朝から生憎の雨。
いつもより早起きして、ライドの準備も万全!・・・なはずでした。
ジャージにビブショーツ、防寒&小雨凌ぎのウィンドブレーカー、
そして強い雨も想定して、レインジャケット&パンツ、防水ソックスも用意。
そして会場に到着してようやく異変に気付きました。
ビンディングシューズを家に忘れてきた!
ペダルは持って来たのに・・・。
皆様もイベント前には持ち物チェックリストを作成して、出発前に必ず最終確認しましょうね。
そんな失態はさておき、インプレです。
SCOTT/GENIUS 720 PLUS
価格¥549,000+税
スコットのラインナップの中でも人気の、下り寄りオールマウンテンカーボンフルサスモデルです。
GENIUSシリーズは、実は何年も前から乗ってみたかったバイクで、個人的にもここ数年27.5+ハードテイルが欲しいなと思っていました。(GENIUSシリーズはフルサスですが)
さて結論から言うと、このバイク非常に気に入りました!
色んな所(特に山)で走ってみたいと思わせてくれるポテンシャルの高いバイクだと感じました。
いち早く27.5プラスタイヤ採用モデルを数多くラインナップしてきたSCOTTならではのノウハウがあるのでしょう、2.8という絶妙なタイヤ幅も計算し尽されているのでしょう。
ボリューミーなフレームに大迫力のこのタイヤの見た目にも関わらず、スタートから漕ぎが非常に軽いのが印象的でした。
カーボンフレームにグレードの高いパーツがアッセンブルされているので、この厳つい見た目に反して持った感じは軽かったです。カタログ重量は13.2kgと決して超軽量!っていう訳ではないのですが、軽快な走りが楽しめました。(舗装路しか走ってませんが)
上りも後輪のトラクションがしっかり効いて予想以上にグイグイ上ってくれましたし、下りは流石の安定感でした。
幅広のワイドなリムでエアボリュームも増え、乗り心地も非常に快適でした。
ある程度の距離なら通勤ライドにも良いなと思えるくらいです、本来は山を走ってナンボのバイクですが。
一昔前のDHバイクを遥かに凌駕する150mmストロークの高性能FOXフォーク、安定した効きでコントローラブルなシマノ油圧ディスクブレーキ、そして安心の太さのタイヤはマキシスのチューブレスレディ。
何気に元々付いていたフェンダーがいい仕事をしてくれていました。
雨の中の試乗会、リアのフェンダーがないと背中が汚れますが、フロントのフェンダーが無いと泥水がもろに顔面に直撃します(汗)
上って下ってのオールマウンテンモデルなので、当然ドロッパーポストはマストです。
ドライブトレインは、SRAM GX EAGLEの1×12、10-50Tの超ワイドレンジのカセットは圧巻です。
ワイドなタイヤといい、BOOST規格だからなせる業なのでしょう。
本来こういうバイクは、オフロードで走ってこそその真価を評価すべきでありますが、
オンロードでも意外と良く走ってくれるバイクだと素直に感心してしまいました。
きっと、富士見パノラマやふじてんなどの常設コースで走ったら楽しいんだろうなと容易に想像出来ます。
日本の里山にはちょっとオーバースペック気味かと思いつつ、初心者やこれからMTBを始めるという方には物凄く心強く、安心なバイクであることには間違い無いと思います。
以上、SCOTT「GENIUS 720 PLUS」のインプレでした。