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【FULCRUM】独自性盛り沢山の新型レーシング3は、新世代への第一歩なのか!?

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横浜ワールドポーターズ店】小西 真人 18年06月23日

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フルクラムの他のモデルに対して、遅れに遅れたC17(ワイドリム)化。

その理由は裏でこんな色々なことをしていたからでしょう。

 

 

 

レーシングゼロというアルミのトップモデルのインパクトが強すぎるため

従来はどことなく影が薄かった「レーシング3」ですが。

 

このモデルチェンジで、フルクラム的な最先端に一気に躍り出ました!

 

 

 

 

 

 

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〇FULCRUM  RACING3 C17 (HG11)

 

¥84,000-+TAX → ¥75,600-+TAX!

 

 

 

 

正直な第一印象は、なんだかシンプルになったなあ・・・でした。

 

 

フルクラムホイールと考えると、特有の押し出しの強いルックスは控えめ。

 

赤いハブ!赤いスポーク!に代表されるコーポレートカラーの「赤」を

前面に出した、いかにもなテイストはこの新型R3からは感じられません。

 

 

 

 

 

 

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唯一の赤要素がこの小さなFマーク・・・どうしたフルクラム!?

 

 

 

 

 

 

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その地味なルックスに反して?新設計のリム部分は、実に凝った造形です。

 

 

スポーク間を削ってリム重量を軽減するのは、大抵のミドル~ハイエンド

ホイールで既にやっていることですが、R3はその削り方が独特。

 

リムハイトは保ったままで、サイドのみを浅く削り落としています。

 

 

レーゼロのように深く大きく削ると、確かに軽くはなるのでしょうが

切削部分のエッジが空力面ではネガになる、という話もあります。

 

 

このフルクラム独自の試みが実際にどれくらいの効果をもたらすかは

乗ってみないとわかりませんが・・・

 

(横浜店では6/30・7/1にフルクラムの試乗会を実施予定!!)

 

 

少なくともカンパホイールの兄弟ブランドというイメージからの脱却、

フルクラムの独自性のアピールという点では成功していると思います。

 

 

 

 

 

 

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PEO処理された軽量アルミ製フリーボディも従来の白から黒に変更

今後は白=カンパ、黒=フルクラムとなるのでしょうか。

 

 

よく見るとハブボディやフランジ部分も地味に削り込まれています。

 

この削りが実際どれだけの軽量化につながっているのかは微妙ですが

「フルクラムはここまでやるんだ!」という主張が感じられて〇。

 

 

 

 

 

 

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レーゼロと同じ高強度なアルミ素材を用いて作られたC17幅のワイドリム。

フロント27mm、リア30mmとハイトを変えているところもレーゼロ譲り。

 

 

カタログ重量を見てみるとレーゼロ:1,518g、R3:1,560gとかなり肉薄。

価格差を考えれば、相当に優秀な数値なのでは?

 

 

 

リム内部にニップルホールはありませんが「2WAY‐FIT」ではないので、

対応タイヤはクリンチャーオンリー。

 

完成度が高いだけにチューブレスタイヤ非対応なのはちょっと惜しい。

 

 

 

 

 

 

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旧モデルの「レーシングゼロのスポークがステンレスになったヤツ」という

モヤっとした立ち位置から大きく飛躍した新型レーシング3。

 

 

シンプルなグラフィックや独自のリム切削パターン、ハブの削り込みなど

新世代のフルクラムホイールを想像せずにはいられないディテールが満載。

 

おそらくレーシングゼロの次期モデルはこのフォーマットに基づいたもの

になることが予想されます。(あくまでも個人的な見解ですが)

 

 

 

 

常用ホイールとしてMAVICの「キシエリUST」を使っている身としては

ガチのライバルとなるこの新型レーシング3には興味津々。

 

今月末の試乗会は個人的にも楽しみです!

 

 

 

 

 

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