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【DIY】ペダル交換

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川崎店】小林 彰規 19年06月19日

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梅雨ですが貴重な晴れ間がありがたいこの頃。

 

 

 

この頃は、春先に初めてのスポーツバイクを買って

最初はフラットペダルを付けて走っていた方が、

やっぱりビンディングペダルが気になって来はじめて

ペダル交換を検討というご相談が増えてきています。

 

 

 

その多くがフラットペダルから下の画像のような

ロードバイク用の「SPD-SL」へのご変更です。

 

 

 

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もちろん当店ではペダル交換工賃を頂いて

作業を承る事も可能ですが、

ペダル交換はそれ程難しい作業ではないので、

ご自分で交換してみようというお客様も実は多いです。

 

 自分で作業するとさらに愛着もわき楽しくなりますよ♪

今回は一番わかりやすいペダル交換の方法をお伝えします。

 

 

 

 

 ペダル交換にはペダルレンチという工具が必要です。

又は付けたいペダルに対応した大きさの

アーレンキ―があると良い場合もあります

 

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写真上段が「ペダルレンチ」

写真下段左が「アーレンキーセット」 

写真下段右が「8mmアーレンキ―」です。 

 

 

場合によって使う工具が違うため、

ペダル交換の手順を追いつつご説明致します。 

 

 

 

 

 まずはペダルレンチを使って

元々のフラットペダルを外していきましょう。

 

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ペダルはそれぞれ右と左が決まっており、

右ペダルは順ネジ(右に回すと締まり左に回すと緩む)

左ペダルは逆ネジ(左に回すと締まり右に回すと緩む)

 になっています。

 

 

 

 

 

 

ペダルを外す時の作業の仕方は、

クランクを進行方向に、ペダルレンチを進行方向と逆にし

レンチの溝をペダル軸根元の平らな部分に差し込んで、

↓下方向↓に体重を掛けて回すと外れます。

 

 

 

ちなみに↓の写真は右が車体の進行方向で、

これは右ペダルの外し方です。

 

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 前に進んでしまわないよう反対側のペダルにも手を乗せ、

固く締まっているため体重を掛けてグッ!っと回します。

 

 

 ペダルレンチの側面でクランクアームに

傷を入れないように気を付けて下さい。

 

 

手を怪我しないように軍手やグローブ等をしましょう

 

 

 

 

 

 右のペダルが外れたら、次は左ペダルを外します。

 今度は写真の左が車体の進行方向となります。

 

 

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先程の右ペダルの時と同じように、

クランクを進行方向に、ペダルレンチを進行方向と逆にし

レンチの溝をペダル軸根元の平らな部分に差し込んで、

指さしている↓下方向↓に体重を掛けると左も外れます。

 

 

 

これで左右ともフラットペダルは外れましたね。

さてここから、SPD-SLペダルを取り付けていくのですが、

冒頭申し上げた「場合によって使う工具が違う」

という部分のご説明をしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

下のふたつは白い方と黒い方で軸の部分に違いがあります。

上の白い方は先ほど使ったペダルレンチが嵌まる溝があり、

軸末端には6mmアーレンキ―が嵌まる穴も空いています。

そして下の黒い方はペダルレンチが嵌まる溝は無く、

軸末端に空いている穴のサイズは8mmです。

 

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おわかりでしょうか、この場合新しく取付けるペダルの内、

上の白いペダルを使いたいなら

ペダルレンチと 6mmアーレンキーが使え、

下の黒いペダルを取り付けようとするならばその場合、

8mmアーレンキ―しか使えないという事になります。

 

 

 

そのためペダルを交換する時は、

新しく取り付けるペダルをご覧いただき、

どんな工具が必要になるのかを確認して下さい。

 

 

 

 

 

 

では新しいペダルの取り付けを進めていきましょう。

最初はペダルレンチが使えるペダルの場合。

 

 

 

 

まず、ペダル軸にグリスや

スレッドコンパウンドを薄く塗ります。

これをしないとペダル軸とクランクが焼き付いて

後日外そうとしても本当に外れなくなります。

 

 

 

 

右ペダルから。

 

左右を間違えないようにペダル本体の刻印を確認して、

まずは手で、止まるところまでねじ込みます。

 

 

ここからは工具を使います。

取り付ける時は先ほどと逆になります。

クランクを進行方向と逆に、ペダルレンチを進行方向にし

レンチの溝をペダル軸根元の平らな部分に差し込んで、

↓下方向↓に体重を掛けて回すと締まります。

下の写真は右が車体の進行方向です。

 

 

この時もペダルレンチの側面でクランクアームに

傷を入れないように気を付けましょう。

 

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 ペダルの締め付けトルクは一般的に35NM前後です。

 少し乗り込んだら増し締めする事をオススメします。

 

 

 

 

今度は左ペダルの取り付けです。 

この写真は左が車体の進行方向です。

 

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クランクを進行方向と逆に、ペダルレンチを進行方向にし

レンチの溝をペダル軸根元の平らな部分に差し込んで、

↓下方向↓に体重を掛けて回し、ペダルを締めます。

 

これで左右ともペダルの取り付けは完了です。 

 

 

 

 

 

 続いてペダルレンチが使えないペダルの場合です。

先ほどの軸末端の裏の穴にアーレンキ―を入れて締めます。

写真右が車体の進行方向です。

 

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ボールポイントの方で早回しし、最後締め付けるところで

裏からこの様にアーレンキーを嵌めます。

 

 

クランクを進行方向に、アーレンキ―も進行方向に。

今までと違いますね。

↓下方向↓に体重を掛けて回し、ペダルを締めます。

後ろブレーキを掛けてするとやり易いと思います。 

 

 

 

 

次は左ペダルです。

クランクを進行方向に、アーレンキ―も進行方向に。

指さしている下方向に体重を掛けて回しペダルを締めます。

 

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 これでペダル交換は完了です。

 

 

今回は初めてペダル交換をされる方にもわかりやすいよう、

工具を回す方向を全て下方向で統一してお伝え致しました。

 

 

 

何故なら最初のうちは、

「左ペダルは逆ネジ」という事が感覚的にわかりにくく、

工具を使う時に回す方向を混乱してしまいがちだからです。

 

 

また時々には、「左ペダルは逆ネジ」という事を知らず、

本人は外そうとしているのに左のペダルを

ひたすら締め込んでしまう方もいらっしゃいます。

 

 

 

 

 いくつか気を付けるところを押さえれば、

ペダル交換はご自分でも簡単に行う事が出来る作業です。

 

 

 自分の車体は自分でいじると愛着がさらにアップ!

いじった愛車に乗るのがさらに楽しくなりますよ♪

 

 

 ペダル交換、挑戦してみませんか?

 

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