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【立川東大和】1265gのカーボンホイール買っちゃいました! リムブレーキロードバイク最終カスタム『CADEX 42 TUBELESS』インプレッション

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東大和店】大元 英俊 21年10月02日

ARGON18 GALLIUM PROとCADEX 42 TUBELESS

こんにちは、スタッフおおもとです。

タイガーさん

リムブレーキのロードバイクを完成させたい!

ロードバイクがディスクブレーキへとチェンジしていく今、
今後リムブレーキの機材は先細りの可能性が出てきました。

完全に無くなる事は無いでしょう。

でも、最高グレードの展開は無くなる恐れがあります。

ならばこそ、

今がリムブレーキ機材の到達点なはず!

そこで今回は『カーボンホイール』を新たに導入しました。

これがきっと人生最後のリムブレーキホイールです。

選んだのはCADEX 42 TUBELESS

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チョイスしたブランドは『CADEX』

世界一の自転車メーカー『GIANT』が起こした
レース用カーボンコンポーネント専門ブランドです。

『CADEX 42 TUBELESS』はわずか1,265gの軽さを
42mmハイトのフルカーボンセミディープで実現。

回転中にホイールバランスが整う『DBL』技術や
精密加工でベアリングの負荷を軽減するアルミハブ、
超軽量・高剛性なエアロカーボンスポークを採用した
作りに妥協が一切ないまさに究極のホイールなんです。

ホイール選びの選定基準は以下でした。

・セミディープリムである事。

・万能に使えて軽量である事。

・チューブレス対応である事。

・なんかマニアックそうな事。

候補はいくつか上がりましたが、
決め手になった理由はズバリ!

『フックレスリム』だった事です。

フックレスリムとはなんぞや?

hookless

現在『ZIPP』『ENVE』そして『GIANT/CADEX』の
3ブランドのみがリリースしている新規格の事です。

名前の通りビードが収まるフックがありません。

フックがなくなる事で得られるメリットが多数あります。

リムの大幅な軽量化と強度の飛躍的な向上に始まり
タイヤとの一体感が高めて境目の段差を減らすことで
空力性能がアップし、グリップ性能も向上します。

また23Cを取り付けた場合、25Cと同じ体積になり
実質的な軽量化にもなるのも見過ごせないメリットです。

基本的にはディスクブレーキホイールに
採用されている新しいテクノロジーなのですが、
『フックレスリムのリムブレーキ』という仕様を
『GIANT/CADEX』だけが出していたんですよ。

サイクルギークとして
惹かれないはずがない!

100kmインプレッション

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初乗りは平坦・山岳の様々な環境が入り混じる
『飯能/成木』エリアまで行ってきました。

まず感じたこと

『乗り物が変わった』

それを強く感じさせたのは『反応性』です。

初速からスピードが乗るまでの加速は勿論、
コーナーリングでバイクの切り替えしが
異様なまでにスピーディーで驚かされました。

フックレスリムがもたらすハンドリング性能の向上が
ライン取りの選択肢を大きく広げてくれています。

平坦での高速巡行性は語るまでもない性能ですが、
そこから更にもう一歩高い負荷に踏み込んだ時に
抵抗を打ち破るノビを体感させてくれました。

山岳ではペダリングの力を一踏み一踏み明確に伝達し、
身体が疲弊していても踏んだ力をよどみなく伝えて
今出せる力を余すことなく推進力にしている印象です。

追い込まれた状態でも進む感覚があるのは
ツラくとも踏み続ける気力にもなりました。

これを叶えたのはリム・スポーク・ハブだけでなく、
『ダイナミックバランスドレーシング』という発想でしょう。

ダイナミックバランスドレーシング

DBL

ドライブトレイン側のスポークテンションが
静止状態では不均等になるよう組まれています。

しかし回転し始めるとテンションが均等になり
回転方向へのたわみが無くなり駆動性能が向上!

これがこのホイールが持つ反応性の正体だと思います。

バイクの挙動をより直感的なものに高めて
更に高い次元の乗り物へと昇華しています。

乗ってみるまで眉唾程度に思っていましたが、
これが存外あなどれないテクノロジーでした。

総括

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ARGON18 GALLIUM PROは元々の性能は高く、
特に巡行性能は秀でた能力を持っていましたが
ホイールがフレームの特性を更に引き出しました。

今まで『DURA-ACE』の50mmディープリムでしたので
決してスペックの低いホイールではありませんでしたが
ハイトが低くなってもなお、平坦性能は向上した上に
400gの大幅な軽量化により登りにも強くなりました。

 車体単体重量もペダル込み6.9kg台を達成し、
名実ともに言い訳の出来ない機材になってしまい
ライドレベルを上げざるおえないというのは
喜ぶべきか悲しむべきかというラインです。 

はい、せっかく買ったので少し頑張ります!

 

次回予告

大元、電動化するってよ !

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