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【スタッフブログ】市街地でのEVERESTING達成に挑戦!【ヒルクライム】

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新宿クロスバイク館】今井 明 22年06月18日

昨年から挑戦しているEVERESTING。
これまでの挑戦はこちら⇓

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【スタッフブログ】一日での最長距離更新しました【EVERESTING】

 

EVERESTINGの条件等について再掲しますと

 

EVERESTINGとは?

STRAVAという走行を記録するアプリで、コース上にある一つの区切り(セグメント)を上り下りして獲得標高をEVERESTと同じ8,848m上ろうというチャレンジがEVERESTINGです。

いくつかルールがありまして、大きなものだと

・一つのセグメントでのカウントとすること
・必ず毎回頂上まで到達すること
・休憩はしても良いが睡眠は不可

 

などがあります。
細かいルールなどは以下の公式サイトに↓

 

 Everesting

https://everesting.cc/

 

達成して記録を申請し、認定されると公式サイトに登録されて表彰?されます。
いくつか条件の区分がありまして、それぞれの条件をクリアすると認定バッジが付く仕組みです。

 

今回挑戦したのはSuburbanという設定条件で、アーバンエリアで達成すること、と前回のSIGNIFICANTに続き曖昧な条件となっていました。

 

日本語に訳すと市街地なので、住宅街なら良いだろうと自宅から一番近い坂をセグメントにして挑戦してみました。

 

コース

 

Everesting

 

自宅から五分ぐらいのところにある坂。
勾配変化が緩やかで距離550m、標高差40mなので計算上は222本、245km走れば達成出来る見込みとなります。
平均勾配約7%ですが前半が緩いので基本的に9-10%ぐらいの上りとなります。

適度な勾配で走りやすい事、夜間でも照明がある事、コンビニも自宅も近いので補給やトイレに困らない事などで選定しました。
普段から練習で走っていたコースなので路面状況などを把握していたのもポイントです。

 

実際には自宅への往復や標高計算の誤差があり、280km走る事になりました。

 

機材

 

Everesting

 

 裏テーマ、持っている自転車それぞれで達成するということで今回も今までとは違うバイクでの挑戦となりました。
今回はワイズロードが代理店となっているイタリアブランドCIPOLLINIのエアロロードRB1000。
国内に最初に輸入された1台、2012年購入なのでもう10年目となります。

レースで一番走っていた時を共にした相棒なので8万キロ以上は乗っていますが、乗り味は古さを感じず踏んだ分だけしっかり進んでくれる剛性を持ち、効率が良いので200km走っても疲れにくいグランツールを走り切れてスプリントも出来るレースモデルです。

 

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Everesting

普段は高速仕様でクランク長180mm、フロントはROTORの楕円チェーンリングで53-38Tを使用しているのですが、今回は上り仕様ということでクランク長175mm、同じく楕円チェーンリングですが50-34Tと軽めのセッティングにしました。

 

[ysid 8434366022048]

 

Everesting

 

ホイールは比較的路面の良い市街地なので軽さを重視してLIGHTWEIGHTチューブラーを使用しようかと思ったのですが、試走したところフリーの音がうるさく夜中の住宅地では迷惑になりそうだったので前回に引き続きGOKISOのクライマーハブモデルを使用。
フリーが静かなだけでなく駆動効率が良いので10%以下の坂では使うパワーが少なく走りやすいホイールです。
また、独自構造で振動吸収性が良く長距離での疲労が軽減されるのも気に入っている点の一つ。
タイヤも前回に引き続きPIRELLIのP ZERO スプロケットは11-32Tとなっています。

Everesting

他に珍しいパーツとしてはサドルでしょうか。
これも普段は長距離での快適性を重視してアスチュートのロード用サドルを使用している事が多いのですが、今回はヒルクライムでそれほどポジション移動をしない事を前提にTT仕様の軽量サドルDASHサイクルズを使用しました。
フルカーボンで実測70gと超軽量サドル、バイクの一番上に付くサドルが軽くなる事で立ち漕ぎ時にバイクが振りやすくなります。
経験上100g以下のサドルはかなり軽く感じる傾向がありますが耐久性には気を付けながら使う事になるかとは思います。
ヒルクライムではそれほどサドルに荷重をかける場面は少ないので有効なパーツの一つです。

 

スタート前の安全確認

 

これは普段の出発前も大事ですが、自転車が安全に乗れる状態かどうかの確認です。
組立時はしっかり締められてるボルトでも走行時の振動や衝撃で緩んできます。
また、タイヤの傷や空気圧、チェーンの消耗なども事前にチェックしておけば走行中のトラブルのリスクを下げる事が出来ます。
ロングライドやイベント前には特に念入りにチェックしましょう。

 

今回は雨天走行用にチェーンオイルをウェット用にした他にビンディングシューズのクリートが限界を迎えていました。

 

Everesting

 

Everesting

 

新品と比較するとペダルにかかる部分がほとんどなくなっています。
またクリート固定のボルトが緩んでいたので、そのまま走行していたらペダルからシューズが外れなくなっていたので危険でもありました。
見落としがちな部分なので注意が必要です。

 

 

 

実走

 

3日間の休み中に挑戦を計画したのですが、一日目の日中は生憎の雨。
夜には止む予報だったので夕方から仮眠をとって雨が止んでからのスタートとなりました。

 

Everesting

 

 最初のうちは身体が冷えているのと濡れた路面からの泥跳ねがあるのでウィンドブレーカーを着て走りました。
途中小雨が降ったりしましたがそのぐらいなら十分に防いでくれました。

 

 

Everesting

 

途中からは月も見え隠れして風情はありましたが、これまでチャレンジした峠などと違って基本的に住宅街のため眺望はあまりなく景色的には単調でした。

 

Everesting

 

それでも朝焼けはやはり綺麗で和みます。
明るくなる時間が早くなったのでこの時期の挑戦は雨さえなければ良いですね。

 

住宅街ということもあり、朝方の通勤通学時間は混み合うので危険と判断して大休止。
ゆっくり休めるのは自宅をベースキャンプとした利点ですが、休憩時間が長くなるとトータル時間が長くなってしまう欠点もあります。
補給、マッサージ、着替えなどをして後半戦へ。

 

後半戦

 

日中は順調でしたが夜になるとまた雨が降ってきました。
小雨でしたらウェアでしのいでいましたが、視界が悪くなるほど降ってくる時間帯では中断しながら少しずつ走りました。

 

Everesting

 

日中明るい時間帯は眩しさを抑えるミラーレンズのアイウェアを使用。
オークリーのPRIZMレンズはコントラスが強調されて路面状況が確認しやすいので愛用しています。
レンズが大きく視界が広いですが頬に当たりにくいのも好ポイント。

[ysid 22034052]

 

 

Everesting

 [ysid 22098689]

日が落ちてからは同じオークリーのクリア調光レンズ搭載のものを使いました。
雨、虫除けは勿論自動車が跳ねてくる石などから目を守るために夜間でもアイウェアの着用はお勧めです。

 

Everesting

 

獲得標高7,000mを越えたところで本降りとなりました。
使用しているサイクルコンピューターのGARMINは気圧計で標高差を計算しているので、急激な気圧変化があると正しく高度を認識しなくなります。
今回も一本走っても20mも上っていない計算になったので、一旦小雨になるまで休憩。

 

Everesting

 

Everesting

 

しばらく降り続ける予報だったので疲労軽減も兼ねてマッサージオイルとレインジェルを脚に塗りました。
レッグカバーもしていましたが、脚が冷えず濡れない事で随分楽になりました。
ロングライドやレース、イベントなどにはお勧めです。

 

 最終的には一本上ったり下ったりしたら少しゆっくりして高度計算が追い付くのを待って走りました。

 

朝方までかかったので達成したのを確認したらすぐに就寝して出勤、今回は余韻を楽しむ余裕はありませんでした。

 

公式サイトに申請して認定されたので、これでSSSSのうち3つを達成した事になります。
残りはSOILというオフロードでの挑戦なので、これはコースや機材など準備が必要なのでしばらく先になりそうです。

 

ということで昨年から今回で5回エベレスティングを達成したので少しまとめを。

 

コースは出来るだけ路面が綺麗なところと、トイレや補給出来る設備が近くにあると便利です。
これは特異不得意があると思いますが、個人的にはある程度斜度があるコースの方が楽だと思います。
走る距離が短くて済めば、時間も短くなりますし下りでの消耗を防ぐ事も出来ます。
あまり短いコースの往復は折返しでも時間のロスがあるので、1本である程度稼げる場所の方が効率良く走れます。

 

あまり強度を上げると体調を崩しやすくなったり補給が上手くいかなくなったりするので、出来るだけ一定ペースが良いと思います。
後半はどうしてもペースが落ちるので元気な最初のうちに飛ばしたくなりますが、力尽きてチャレンジ失敗した例も見ましたので無理は禁物だと思います。

しっかり準備すれば、出来ないチャレンジではないと思います。
普通のヒルクライムに飽きた方、如何でしょうか?

 

 

 

 

 

 

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