こんにちは、植竹です。
毎月最新のシマノホイールをお借りしてインプレッションをしています。
第5弾はこちら!
WH-R9270-C60-HR-TL
前後セット:233,530円(税込)
重量:フロント751g、リア858g
ディープリムホイール
平坦ステージやタイムトライアルを想定して設計されたモデルで、エアロダイナミクス効率と横剛性に注力してつくられています。HRとついている通り、パワフルなライダーやスプリンター向けに、横方向の剛性を20%増加させた高剛性モデルです。剛性が高いという理由でこのホイールを選んで使っているプロ選手もいるそうです。
チューブレス仕様のため、チューブラーホイールと比べると重くなりますが、60mmハイトで1609gは軽量な方です。同じハイトのチューブラー仕様と、アルテグラは試乗したので、どう違うのか比較してみました。
インプレッション
最近はフロントC36、リアC50で乗っていたので、取り付けた時は車体が少し重くなったと感じました。しかし、アルテグラと比べるとハブやフリーが軽量になっているため、このハイトにしては軽く感じます。
車体が重くなった分、ゼロからの加速は少し鈍い印象でした。横剛性は高いので踏むとしっかり反応してくれます。デュラエースのエンゲージメントタイプはDirect Engagementを採用しているため駆動剛性が高く、掛かりがとても良いです。パワーが無駄なく伝わっている感じがしました。
速度に乗せるのにパワーを使いますが、一度速度が乗ると、速度の維持はパワーを節約できている印象でした。巡行性能は高いので、勾配の緩い上りは勢いでこなせてしまいます。急勾配の上りではホイールの重さを感じます。一方、緩斜面の下りではバイクが思った以上に加速してくれます。そして安定感もあるので恐怖感少なくスピードを乗せられます。
ホイールの外周が重いので綺麗に回そうとするペダリングより、少し重めのギアをガシガシ踏んでいくほうがよくスピードに乗せられた気がします。ダンシングをするとグイグイと加速していく感じが気持ちよかったです。 踏める脚力があれば存分に力を発揮できるホイールだと思います!
今回はクリンチャー仕様で乗ったのですが、チューブレスレディで運用すればもっと空気圧を下げて乗れるので乗り心地が良くなりそうです。やはりチューブラーホイールの方が重量は軽いですが、タイヤ交換やパンク修理のしやすさを考えると、普段使いはチューブレスレディでの運用の方が楽だと思います。
こんな方にオススメ!
踏み倒せるパワーがあるライダーならロードレースでも使えると思います!あとはストップ&ゴーのないサーキットコースを周回するエンデューロや、平坦メインのタイムトライアルやトライアスロンなどでの使用に向いていると思います。エアロロードに似合うので、エアロロードのホイールをカスタムしたい方にもおすすめです!
シマノの新型ホイールは、シマノ12速コンポーネント専用設計ですので、11速のコンポーネントや他メーカーのコンポーネントには対応していません。ご購入の際はお気を付けください。
来月もシマノ様からホイールをお借りしてインプレしていきますのでお楽しみに!
過去のホイールインプレブログ
◆第1弾 WH-R9270-C36-TUのインプレ
◆第2弾 WH-R8170-C60-TLのインプレ
◆第4弾 WH-R8170-C50-TLのインプレ
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