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【スタッフブログ】大切な自転車と自分を守るために…盗難と事故について

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新宿クロスバイク館】 22年11月28日

 はじめに

みなさんこんにちは

ワイズロード新宿クロスバイク館の西平です。

自転車は通勤通学や買い物、サイクリング、ロングライドなど様々な用途が出来、また子供から年配の方まで幅広い年齢層が乗れるため利用者も多いです。しかし手頃な価格と気軽に乗れる分、利用者の中には自転車の管理や交通ルールについて重要視している方が少ない印象があります。近年では転売目的の盗難が増えていたり、自転車の悪質な交通違反の増加が社会問題となっており自転車関連の事故件数は年々増加傾向となっています。

今回は改めて自転車と自分の身を守るために盗難と自転車事故の状況と対策について自分なりの考え方をお伝えしたいと思います。

 

 大切な自転車と自分を守るために…盗難と事故について ワイズロード新宿クロスバイク館ブログ

 

自転車盗難

日本で一番多いといわれる犯罪が窃盗ともいわれ犯罪件数の6割以上を占めており、乗り物の盗難は自転車が圧倒的に多いです。
警視庁の調べによると東京都では施錠をしていなかった自転車が5割を超えており、パーツや部品より自転車本体の盗難被害が多い。電動アシスト自転車では近年、バッテリーが盗まれるケース増えているそうです。
買い物や飲食などで短時間だから大丈夫と思い、施錠しないもしくは忘れてしまった事による原因が高いかもしれません。
また盗難の発生場所は道路上の割合が2割ですが、住宅やマンション、団地など住宅地では総じた割合は5割を占めています。
敷地内や共同駐輪場に停めているから安心と思っている方が多いですが、駐輪時間帯が把握しやすいことや人目につきにくい場所が多いということもあり、標的になりやすいそうです。

 

 

盗難の種類

足代わり盗難

目的地まで行くために施錠していない自転車を盗み目的地に着いたら乗り捨てる行為です。
自宅の外やスーパーなどで施錠していない自転車が狙われることが多いです。ただ自転車の撤去時や防犯登録の情報をもとに捜索して見つかることがある為持ち主の手元戻ってくるケースが多いようです。

 

利用目的盗難

自転車の知識がある犯人による自転車やパーツが盗まれる行為です。
クロスバイクやロードバイクなどのスポーツ自転車の部品は規格によっては流用することができるので、自分の自転車に取り付けて利用する方が多く、フレームは防犯登録や型式などで特定することができますが。細かいパーツや部品になると特定が困難になります。

 

転売目的盗難

クロスバイクやロードバイクなどの高級車が狙われることが多く、道具や移動手段を用意して盗む行為です。
用意周到に盗難を行うため施錠していても盗まれることあり、また道具によっては施錠を破壊する時間が早まるため短時間で盗まれてしまうこともあります。盗まれた車体は解体されリサイクルショップやオークションで売られてしまうので手元に戻るケースは少ないようです。

 

 

自転車盗難の対策

①頑丈なロックを使用

ロックといっても持ち運びしやすいものや手軽なものを選ぶと切断されてしまう可能性があるため、チェーンロックやブレードロックのような分厚く頑丈なものがおすすめです。商品によっては保証付きのものがあり、万が一盗難されてしまった際に補償金が出るものもあります。

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②施錠方法

以前にブログで施錠方法について説明したことがありますが「地球ロック」といわれている施錠方法がお勧めです。

自転車と固定物といわれる木やガードレールなどの動かすのができないものとを固定することで、自転車ごと盗まれてしまうリスクを低くする事が出来ます。

③保管場所を変える

屋内保管にすることで目の届く範囲で自転車の管理が出来、また屋外保管で起きる自転車のサビや汚れなど経年劣化も軽減できますので盗難対策だけではなくお勧めです。

④防犯グッズを揃える

最近では盗難防止用のブザーやGPSトラッカーなどが販売されており、自転車に取り付けることで無理にカギを外そうとすると大きな音が出て周囲に知らせたり、位置情報によって自転車の位置を確認することができます。

 

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また、簡易的にはなりますが自転車カバーを被せることで外観をわからなくする事、手をつけにくくする事で防犯につながります。

 

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⑤盗難補償の加入
サイクルショップや保険会社で加入することが出来、万一の際に補償が受けられるので検討頂くと良いと思います。

 

 

大切な自転車と自分を守るために…盗難と事故について ワイズロード新宿クロスバイク館ブログ

自転車事故

日本損害保険協会の調べでは交通事故件数の2割が自転車事故で、自動車との事故が自転車事故件数の8割を占めておりさらに出会い頭の衝突による事故件数は5割を超えているそうです。また年齢別では20歳未満と65歳以上で全体の半数を占めていて重症、死亡件数についてもその年齢層で高い傾向があるそうです。

若い方は自身の身体能力の過信や安全確認の不足、年配の方は自転車操作の不安定さ、状況判断の遅れによる原因が考えられます。

 

自転車が原因の事故

道路交通法では自転車は軽車両扱いになるため免許を必要とせず気軽に利用できるが、交通ルールを守らないと厳しく罰せられることもあり、状況によっては賠償金請求額が1億円を超える事態に発展することもあります。自転車の悪質な交通違反が増加しており、安全運転義務違反が原因の自転車加害事故は全体の半分を占めているそうです。これらの状況から警視庁では2022年10月下旬から取り締まりが強化されました。

今回は安全運義務違反とはどういうものなのかを大まかに説明します。

 

①安全不確認

前方後方、左右の確認しないまま進路変更をしてしまうこと。

急な進路変更や周りを確認しなかったことで起こる事故で特に曲がり角や車道の路肩で止まっている自動車を避ける時などに発生しやすい。自動車や歩行者など被害者側が安全確認を怠ってい場合もありますが、飛び出しや急な進路変更など、自転車側が加害者となって罰せられる場合もあります。

②操作不適

片手運転やブレーキの掛かりが甘いなどの危険な運転をしていること。

片手運転は傘や荷物を持っている状態も対象になります。近年、スマホの操作をしながらの片手運転が問題になっており、前方不注意や安全不確認、動静不注視にも含まれるため、かなり悪質な交通違反として罰せられる場合があります。

自転車は定期的にメンテナンスと修理、パーツ交換が必要な為ブレーキが効かない場合は無理に運転をせずサイクルショップなどで修理、点検を行うようにしてください。

③動静不注視

自動車や歩行者がいることを確認しているにもかかわらず相手の動きを注視せず運転すること。

自動車や歩行者の動きを予測注視せず起きる事故で、自転車も標識や標示をしっかり確認する必要があります走行中は速度や一時停止はもちろん、他者の交通状況を把握して安全に運転しましょう。

 

 

自転車事故への対策

①自転車の交通ルールを確認する
交通ルールについて認知している方が少ないのが現状です。まずは今まで運転していた行為が違反ではないか危険な運転をしていないか改めて確認する事をお勧めします。ルールを守るのは最低限安全を守る事につながります。

②ヘルメットの着用
ヘルメットを着けていなかった方は着けていた方と比べると致死率が約2.2倍も高く頭部へのダメージが深刻な怪我の原因となっている事がわかっています。。これまでは子供への着用が義務付けられ、大人の方は努力義務となっていましたが自転車事故の増加により全年齢対象でヘルメットの着用義務化が進められています。

ご自身の怪我を軽減するのはもちろん、周囲の方を悲しませないためにもヘルメットの着用をお勧めします。

 

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③自転車の事故保険の加入
東京都では自転車利用中の事故により、他人にケガをさせてしまった場合などの損害を賠償できる保険等への加入が義務となっています。自転車保険には個人賠償責任保険と傷害保険があり、個人賠償責任保険については多くの都道府県条例で義務となっています。

個人賠償責任保険は相手側の身体や物をキズ付けてしまったときに利用できる保険で相手側への損害賠償に対する補償が対象となります。

傷害保険は日常生活や自転車事故によるケガをしてしまったときに利用できる保険で入院、死亡・後遺障害補償などが受けられる種類もあります。万が一に備えてこちらも加入をお勧めします。

 

 

大切な自転車と自分を守るために…盗難と事故について ワイズロード新宿クロスバイク館ブログ

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ワイズロードでは新車購入時に加入出来る自転車サポートパックとアフターサポートパックという二つのサービスをご用意させて頂いています。

アフターサポートパック

修理サービスと盗難補償がご利用頂けるサービスで最大3年間加入できます。

自転車サービスパック

ロードサービスと自転車保険がご利用頂けるサービスで最大2年間加入できます。

詳細は以下のWEBサイトに掲載させて頂いておりますのでどうぞご検討下さい。

 

https://www.ysroad.co.jp/support/sonota/insurance.html

 

 

 

 

最後に

 

今回ご紹介した盗難、事故関連のデータ、交通ルールについては要約したものになります、詳細が気になりましたらお調べ頂ければと思います。

自転車は便利で楽しい乗り物ですが、扱い方によっては重大な事故や事件に発展する恐れのある乗り物であり、車両を運転するという認識で扱って頂ければ幸いです。

また、ルールだけでなくマナーを守って道路を利用する歩行者、車両、全ての人が安全に気持ち良く通行出来るような社会になる事を願って結びとさせて頂きます。

 

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