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【ちょこっとインプレッション】DT Swissのホイールはどんな感じ?

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ワイズロード本部】鈴木 大輔 23年10月03日

 

 みなさんこんにちは!
早いものでもう10月。巷ではキンモクセイの香りがするようになり「秋だなぁ」と感じる反面、ちょっと寂しさを感じるこの頃ですw

 

さて今回は現在ブランドキャラバン開催中の世界を魅了するホイールブランド『DT Swiss』のホイール【ERC 1100 DICUT】をお借りしました。今回も店舗での使用の合間をみて試乗させてもらいました。

ブランドキャラバン
DTSWISS_MAXXISバナーhttps://portal.ysroad.co.jp/news/ysroad/brandcaravan/?utm_source=portal.ysroad&utm_medium=referral&utm_campaign=smallbnr_brandcaravan

 

IMG_6065 IMG_6066 IMG_6069 IMG_6070 ERC 1100 DICUTスペック
リムハイト:35mm
リム内径:22mm
重量:1,398g(F.R公表値)
*10月5日16:00 重量表記に誤りがあり、訂正させていただきました。

 

普段自分が使用しているホイールは以下の通りです。

FULCRUM RACHING 5
DB C17リムハイト:26mm
リム内径:17mm
重量:1,660g(F.R公表値)

 

DT Swissとは

1994年スイスでスポーク製造・販売を行うブランドとして創業。その品質管理と精度の高さから、名だたるブランドホイールの「ハブ」をOEM製造していることで有名。また、世界規模のホイール販売ではトップシェアを誇るブランドです。

DT Swiss
https://www.dtswiss.com/ja

 

ホイールラインナップは

ロードバイク用ホイールはエアロに特化したレース向けのAero、長時間のライディングに着目したエンデュランスモデルのEndurance、軽さを追求し、山岳などに向いているPerformance、シクロクロス向けのCrossroad、グラベル向けのGravelに分類されていて、ライダーの用途に合わせて選択することができます。これは最近のホイールブランドといっしょですね。この他にもMTBやグラベル、e-Bikeやトラック用ホイールもラインナップしています。

 

4桁の数字は?

EXP
                                       画像@DT Swiss

次に4桁の数字がハブのグレードを表します。例えば「1100」は180ハブを使用。180ハブはベアリングの間隔を7mm広げることでさらに剛性をアップ、ベアリングの寿命も長く軽量化されたRatchet EXPと、セラミックベアリングを採用したDT Swissで最上級のハブです。その他1400は240、1600が350となっています。

Ratchet EXPの説明
https://www.youtube.com/watch?v=P_u0ljInvRs

 

 

Dicut と Splineとは

Dicut Spline

                                      画像@DT Swiss

これはハブの形状を表しています。

Dicut = バブ本体やフランジ部にエアロ効果を高める切削加工が施され、専用のTヘッドストレートスポークを使用した形状のハブ。

Spline = ホイール剛性を優先してオフセット量を最適にしたストレートプル専用のハブ。

 

その中で今回お借りしたのはエンデュランスモデルであるERC 1100 DICUT 35です。

 

取り付け

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さっそく取り付けてみました。リムハイトが5mm高くなるのですが、見た目は「ぱっと見」変わらない感じ。しかしリム幅25mmと今どきのホイールなので、装着されている28mmタイヤはより太く見え、グラベルロードみたいにどっしりした感じになりました。また、リムがマットブラックで主張しないので、足回りがより重く見えるかと思いましたが、落ち着いた雰囲気でデザイン的に色々なバイクに合いやすいと思います。

 

ちょこっと試乗した感想

往復約40kmの通勤で試乗させてもらいました。
最初に感じたのは漕ぎ出しが軽快。そりゃそうです。足回りが360gも軽くなればひと漕ぎしただけで実感できます。次に聞き慣れたラチェット音は安定の「DT Swiss」を演出。ラチェットの角が精密に噛み合う感じが足に感じられ、さすが高性能ハブを製造するブランドのホイールといった感じ。走行感はフラッグシップホイールにありがちなガッチリした高剛性ではなく心地いい乗り心地に感じます。DT Swissのホイールは職人がハンドメイドで1本1本組み立てているそうで、絶妙なホイールテンションに感じます。

また、タイヤも相まってか非常に快適。自分は平地巡航30km程度ですが、いつも手に伝わるロードノイズが明らかに軽減されています。これはリム内径が22mmになったことで、同じ28Cでもタイヤのボリューム感と接地感が増して、快適なライディングと安心したコーナーリングができました。唯一気になった点は「リムがマットなので傷や汚れが目立ちやすい」ことくらいですかね。

 

まとめ

自分の乗り方やパフォーマンスなどとマッチしたからか、非常にバランスがよく今までお借りした中でいちばん乗り心地がよいイメージ。このホイールはぜひ短時間ではなく、アップダウンを含めたコースで使ってみたいホイールです。

 

みなさんもぜひブランドキャラバンでDT Swissの素晴らしさをご体感ください!

 

 

231003 すずき

 

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