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【マニアック古谷野】BMC SLRのファーストインプレッション

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横浜ワールドポーターズ店】古谷野 穣治 23年10月16日

 

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先日マイバイクのフレームを乗せ換えた。

詳しくは↓

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 フレーム回りの交換だけで約200g軽量化になった。

わずかだが軽量化という目的は達成した。

では走りはどうか?

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 個人的にはファーストインプレッションが非常に重要だと思う。

今回はマイバイクだ。試乗会とかで乗るようなバイクのサイズ違いによる違和感しかないという状況ではない。

そのうえフレーム以外のパーツは殆ど移植したので比較するのにはうってつけだ。

(ホイールやタイヤが違うのだけでも結構印象は変わる)

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載せ替えてた後、珍しく休日はこのバイクばかり乗っていた。

最近は小径車で散歩したりだったからだ。

この記事にはSLRしか写っていない。

そこはきちんと乗ったという証拠という事で許していただきたい(笑)。

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 最初お店から自宅に帰った時の印象は

「思ったよりも変わらないな・・・」

フレームを載せ替えた効果が感じられなく投資した効果が・・・、と不安になった。

良い意味でこれまでのバイクの優しめの乗り味が好みだったのでそれは問題ないのだが。

しかしそれは市街地を走ったのであまりスピードが乗らず本来の乗り方ができていなかったと思う。

休日のたびに峠などをちゃんとしたところを走っていると違いを徐々に体感できるようになった。

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まず剛性感。前のフレームと比べるとフロント回りやBB部の剛性が高い。

BMCのSLRの中ではサードグレードのフレームだが、並み以上の剛性感があるようだ。

特に感じるのはヘッドチューブ周りの剛性感だ。下のハンドルを握ってダンシングするとフロント周りの硬さを明らかに感じる。

脚だけではなく腕の力もバイクに伝えられる。身体を使って進んでいるような感じがありこのバイクに乗っているとダンシングが楽しくなった。

あまりやりすぎると腕に来るので禁物だが。

 

それにフォークは細身ながらフォークの中身が肉厚に感じる。そのため剛性が高くダンシングでも擦ることはなかった。

(前フレームはダンシングのたびにフロントディスクローターがパッドと擦っていた。)

下りでのコーナリング時も問題のない(初代SLR-01に乗っていた時は挙動が安定しなくて不安だった)。

細身ながら応力などを考慮した設計だからだろう。

BMCはコンピューターシミュレーションで応力を考慮した設計のイメージが強い。

 

ちなみに、SLRはフロントディスクローターは160mmのみ対応となる。

付属品の専用ブレーキ台座を使ってフォークに取り付ける必要があるためだ。

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 フロント周りよりかは剛性感の差は感じることはできなかったが、BB部分も前フレームと比較して剛性が高くなったと思う。

登りでの力の掛りが良くなった。クイクイと進む。登りでの軽快感は以前のSLR-01と変わらない。

さすがに各社ハイエンド超軽量モデルのような感動するような反応性や加速感はないが、個人的には今はそこまでは必要ないと思う。

もしそれらを求めだしたら今回かかったフレームの金額の2倍以上は覚悟しないといけない。

 

快適性はこれまでとほとんど変わらない。28Cチューブレスタイヤが付いているので現状特に不満はない(4.5barほどで使用)。

 

総じて走りは前のフレームよりも切れがあり尖ったようになった。

かといって切れがありすぎず少し丸みを帯びて扱いやすさも残っている。

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一見フレームカラーはレッドだが、ラメが入っているので屋外など強い光が当たるとラメが輝く。

また、ヘアライン仕上げのロゴもまたいい。 

 

バイク紹介記事で自分が求めるサドルの後退量に設定できなかった以外は特に気になるところはない。

走りで気になるところがあればタイヤ、ホイール周りでも少しチューニングできる。

良い意味でSLRのスタンダードな設計は選んで間違いないし後悔しにくいバイクだと思う。

 

2023/10/16 古谷野

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