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【社内試乗会】新旧比較!BIANCHI『SPECIALISSIMA』!

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東大和店】井上 佳紀 23年11月27日

こんにちは。
東大和店スタッフの井上です。

先日の社内試乗会で、一番気になっていたバイク。
それがBIANCHIのニューモデルSPECIALISSIMA PRO

 1世代前のBIANCHI SPECIALISSIMAに乗っている身としては、新型は是非とも乗りたかったバイク!
今回は写真多めでお送りいたします。

BIANCHI SPECIALISSIMA PRO

BIANCHI SPECIALISSIMA PRO

 ULTEGRA Di2 12速 搭載モデル
1,177,000円
※参考 55サイズ(7.0kg)

グレードが3つ(RC,PRO,COMP)ある中で、中間グレードに当たるPROモデル。
今までのBIANCHIのカーボンバイクの上位モデルに採用されていた振動除去テクノロジーCV(カウンターヴェイル)を採用しています。RCとCOMPはCV不採用です。

RCのフラグシップ完成車重量は驚異の6.6kg!ホイールも前後1,380gという軽量なカーボンホイールを搭載しています!対してPROの方はCV搭載の分とホイールやコンポが違うものを搭載していることもあり完成車状態で400gの重量増となっています。
この"400g"という重量差を大きいと捉えるか小さいと捉えるかは人それぞれだと思います。私個人としては多少重量が増えたとしても振動除去テクノロジーであるCV(カウンターヴェイル)が搭載されている方がロングライドをする上で疲れにくくライド後半まで少しでも体力を残しやすい、と考えている為、PROを選びたいと思います。

旧型SPECIALISSIMA

 現在私が乗っている旧型のSPECIALISSIMA。この世代は1グレード展開でCV採用モデルです。

新型の大きな変更点は空力性能の向上軽量化です。
旧型もオールラウンドに走りやすいモデルで、クセのある乗り味の多いイタリアンブランドのバイクの中では乗り手を選ばず、その軽快な走りを体感できるモデルとしてオススメしやすかったです。
そのSPECIALISSIMAが現在主流となっている『軽くて空力性能も良い』"軽量エアロロード"へと進化。

その違いを写真で比較していきます。

ヘッドチューブ~フロントフォーク

BIANCHI SPECIALISSIMA PRO

BIANCHI SPECIALISSIMA PRO

 フレームとフロントフォークの繋がりが、より空力性能を意識した造りへと進化しています。

旧型SPECIALISSIMA

 こちらが旧型。こうして見るとかなり細身で丸みを帯びた形状をしていますね。

旧型SPECIALISSIMA

旧型SPECIALISSIMA

 続いて旧型のフロントフォーク。

BIANCHI SPECIALISSIMA PRO

BIANCHI SPECIALISSIMA PRO

 空力性能の追求はフロントフォークの末端部分にまで!
細身なフォークですが、もがいたりコーナリングで車体を倒し込んだりしてもディスクローターがパッドに擦ったりもせずエンド周りの剛性もしっかりとしています。

旧型SPECIALISSIMA

BIANCHI SPECIALISSIMA PRO

 新型は700x26Cのタイヤを装着していて、フロントフォークのクリアランスはこれくらいです。
組み合わせ次第ですが、30Cも入りそうなくらいの余裕があります。

ハンドル周り

BIANCHI SPECIALISSIMA PRO

 専用に開発されたステム一体型カーボンハンドル。ステム長110mm、ハンドル幅380mmで330gという軽量な造り。ケーブル類は完全内装に対応しています。17種類もの組み合わせから選べるのもポイントです。

旧型SPECIALISSIMA

 旧型にはACR対応の他社製ステム一体型ハンドルを導入していました。問題なく取り付け出来ましたが、専用品ではないので少し隙間ができてしまっています。やはり専用品を取り付けられた方が見た目がスマートで良いですね!

フレーム

 旧型SPECIALISSIMA

BIANCHI SPECIALISSIMA PRO

 新型の特徴的なトップチューブの形状(写ってない...)にダウンチューブもより角ばった形状になっています。

旧型SPECIALISSIMA

旧型SPECIALISSIMA

BIANCHI SPECIALISSIMA PRO

BIANCHI SPECIALISSIMA PRO

 シートステーとシートチューブとの交点が下がっているのも現代的。シートチューブが後輪に合わせて窪んでいるのも空力性能向上の為。

BIANCHI SPECIALISSIMA PRO

 シートポストは旧型では一般的な丸型でしたが、新型ではカムテール形状へと変更。ここはメーカーによって考え方が異なるところですが、この形状にすることで乱流を抑える効果があります。

旧型SPECIALISSIMA

BIANCHI SPECIALISSIMA PRO

 BB周りもよりガッチリな見た目に。
踏み込んだ時の反応性の良さは旧型からしっかりと引き継がれています。

旧型SPECIALISSIMA

BIANCHI SPECIALISSIMA PRO

旧型SPECIALISSIMA

BIANCHI SPECIALISSIMA PRO

 コンポーネントは基本的には同じでSHIMANO ULTEGRA Di2 12速が搭載されていました。

まとめ

実際に試乗させていただいた感想は、新型も相変わらず乗りやすかったです。以前の丸型チューブからエアロ形状になり固くなって乗り辛いということもなく、素直にペダリングしていけば気持ちよく加速してくれて巡航もしやすい。26Cと今では若干細めなタイヤでも乗り心地が悪いと感じることもなく快適に走れるのはCVのおかげでしょう。より快適に走るのであれば28Cにすればもっと良さそうです。
オールラウンドモデルがエアロ性能も手に入れ軽くなり、まさに死角なし!
あと個人的にはフレーム形状のデザインとカラーリングのカッコよさがまた良いなと思います!趣味で触れるものですから見た目もすごい大事だと思っています。各グレードにチェレステカラーが入ったラインナップがしっかりとあるのもBIANCHIファンの方々にとってもポイントの高いところだと思います!

最新設計のカーボンフレームディスクロードで軽快な走りと快適性を兼ね備えた良いとこ取りの万能レーシングロードでした!

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