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有り合わせのものでトラブルシューティング
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- 【二子玉川店【閉店しました】】長山 靖 15年03月01日
こんにちは。二子玉川店の旅好きスタッフ長山です。
先日、スパイクタイヤが必要かもしれないコースへのツーリング話があり、
ランドナー with スパイクタイヤ で出動することにしました。
出発前夜、自宅にて前輪がパンクしていたので、さくっとチューブを交換・・・
と思ったら、開けてビックリ!
タイヤのビードワイヤーが飛び出している!!
このスパイクタイヤ、冬しか使わないこともあって磨耗も少なく、
コンパウンドが柔らかいおかげか劣化のひび割れも見受けられず。
ということで、購入から11年経っていました。
さすがにガタが来たようです。
ツーリングは明朝に迫り、しかもスパイクタイヤの代替なんぞ
ギリギリでなかったとしてもそう簡単に入手出来るものではありません。
今あるコイツを何とかするしかない!
ワイヤーは結構硬く、自宅にあるハサミ等の一般工具ではとても切除出来ません。
無理やり折り取ろうかとも思いましたが、そうすると折れた箇所が変に曲がって
尖って残ったりして、かえって厄介。
そもそも、取り除いてしまうとその箇所の芯が弱くなってしまいます。
そこでまず思いついたのは、タイヤ用の絆創膏?
パークツールのタイヤブートを貼って隠すこと。
これは分厚くしっかりしており、ワイヤーにも負けなさそうです。
が、タイヤブートの入ったツールバッグを、店に置いてきてしまった・・・。
不覚!!
有り合わせで何か無いか探してみたら、イージーパッチが眠っていました。
使う機会がめったにないので、数年前のものでした。
それを、タイヤブート代わりにペタペタ重ねて貼り付けてみたら、
それなりにフラットになりました。
ただタイヤブートと違ってしなやかなので、ワイヤーに負けてしまいそうな気も。
そこで、有り合わせ第二段。
布ガムテープを上から広めに重ね貼りしてみました。
布ガムテープは高粘着&頑丈で何かと重宝するので、普段から
ミニモンキーレンチの柄に適量を巻きつけて携行しています。
こうして応急処置したら、そーっとチューブを納め、タイヤをはめて
空気を入れてみます。
・・・とりあえず大丈夫そう?
ビードの芯力が保たれているか気がかりですが、
ロードのような高圧でもないので、圧に負けてボバることはなさそうです。
貼り付けたものも、チューブの圧力で押し付けられて剥がれにくくなっていそう。
これで行ってみることにしました。
・・・結果、別途レポート書きますが、ツーリングは無事に楽しく終わりました。
走行53km程、上昇標高&下降標高共に1100m程という
負荷が掛かりましたが、何も起きませんでした。
ここでお伝えしたかったのは、ノウハウではありません。
むしろ、真似しないで下さい。
新しい代替のものが入手出来るなら、絶対に交換した方が良いです。
ただ、出先で落車や思いがけないトラブルが起きて、
困ることがあるかもしれません。
街中なら潔くタクシーや輪行で脱出が無難ですが、
山の中や田舎で追い込まれ脱出不能・・・なんて時、
有り合わせで何か出来ることはないか!?
なんて思い出していただけたら幸いです。
もちろん、日頃から点検整備をしっかりして、マシントラブルを未然に防ぐのが大前提!
入念なメンテナンスは、ワイズテックにお任せ下さい。
(※作業の承りは、出来るだけスムーズにご案内できるよう、予約制とさせていただいております)
今回交換したチューブ、記憶が確かなら
10年くらい、ノーパンクで使い続けてきました。
これだけ長くなると、単なるチューブでもしみじみしますね。
修理テストに使ってみようかな。
今までお疲れ様でした。
Y'sRoad二子玉川店
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