データで振り返る、富士あざみヒルクライム【パワトレ】

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名古屋本館】梅林 康典 17年06月30日

富士あざみデータ65006_n

 

 

梅林です。

先日の実業団・富士あざみヒルクライムでの

結果に心うちひしがれたまま、

なかなか立ち直れない日々が続いています。

 

 

 

 

 

うそです。

 

 

とっくに、次の目標

後半戦に向けて何をトレーニングしていくか?

に切り替えてます。

 

 

 

さて、日本有数の激坂のヒルクライム

課題が見つかっても、次に活かすために

GARMIN先生、データを紐解いてみます。

 

 

 

まずは、トータルでの数値。

 

 

富士あざみデータ88897_n

 

基準となる、FTP 

すなわち「一時間維持できるギリギリの出力」

ちょっと低めの220Wに設定してるので

TSS (トレーニングストレススコア)が高めに出てると思われますが

それでも、100を越えていないので

一時間弱のヒルクライムとしては、

「ちょっと消化不良」と言えます。

 

 

 

FTPの算出の参考値となる20分の最大の出力が

244w

ペダルを止めてるタイミングなどの出力誤差を是正した

NP (ノーマライズドパワー)が231w

となってますが、これまでヒルクライムでTSSが100を越えた

3年前の時の数値が

20分最大平均 254wと

NP 244w

ともう少し高めなので、

「もうちょっといけた」感はありますね。

(年齢による衰えは度外視)

 

 

 

 

 

別方向からの数値で見ると

富士あざみデータスタート

 

スタートして、いきなり心拍が

最大の90%以上に達するのはいつものこととして。

その最大が、昨年までの194bpmに対して

今年は188bpmまで下がっているのが問題。

 

 

 

 

ヒルクライムで結果が出せる時というのは

梅林の場合、スタートしていきなり90%以上を越えようが

そのまま維持していくことができます。

そして、最大値をマークしようが

平均の心拍が94%になろうがブン回し続けることが

できるような高強度の負荷で、レース時間を想定した

練習をできてなかったのが、悔やまれます。

(年齢を考えるとむしろ健康に悪い)

 

 

 

 

ゴール付近では

富士あざみデータゴール

 

ここが天井。

できれば、最後まで踏み切って

最大心拍を更新するくらいの勢いが欲しいところ。

 

 

 

 

一方、30台前半とヒルクライムをやるには

ノリに乗ってる水野のデータを参照してみると

(勝手に)

富士あざみデータ水野

 

全体的に、高い心拍を維持。

出力は、心拍の逆算から割り出す

「パワーキャル」なのであくまで参考値です。

 

 

 

注目したいのは、ペダルの回転数

すなわち、ケイデンスですね。

 

 

あえて、普段のインナー39Tから遥かに軽い

コンパクトの34Tを装着していった水野。

激坂のヒルクライムにも関わらず、

平均82rpmと高い回転で登り切ってます。

 

 

 

一方の普段と同じギア比の36Tを選択した梅林が

平均ケイデンス67rpmと明らかに低い数値なのを

見ると、わかりやすいと思います。

 

 

梅林が、体格に比して長いクランクの

170mmを(自己責任で)使用していることを

差っ引いても明らかに低いケイデンス。

ヒルクライムは、意外とリズムが大事で

ロードレースのように下りで頭を冷やすとか、

平坦で人の後ろで休むとかができないだけに

一度リズムを崩すと中々立て直せないだけに

機材選択も重要になってきます。

(しかしだからといって、いきなり使ったこともない機材を

投入するのは本末転倒ですけど)

 

 

 

こういった複合的な要素から

反省点を見出し次に繋げることにも

パワーメーターは有効です。

 

 

 

アラフォーのちっこいオッサンとしては

収穫がなかったわけではなく

VO2MAX767598_n

 

心肺機能の目安となる、

VO2maxが久々に60まで戻ってきました。

今年最初の入院以来、下がったままだったので

明るい数字です。

 

 

 

 

そして

推定FTP

出力の目安となる、FTPも推定で

ここまで上昇。

5月に体調を崩しているときは、

200wくらいまで落ちていたのでこれも、明るい材料です。

 

 

 

 

実際に、パワーメーターを使うと

こういった調子の上がり下がりも数値で示してくれます。

 

 

 

 

パワーメーターというと、いま注目は

間もなく入荷する(たぶん)

シマノが満を持して売り出す

FC-R9100_P

FC-R9100の一体型が期待ですが

 

 

 

 

SRAMユーザーの方にぜひオススメしたいのが

QUARQ15315_n

 

もはやSRAM純正といっていい

QUARQ  RED仕様

(チェーンリング別売り)

 

 

 

 

QUARQ68841_n

 

どう見ても、純正。

しかも、信頼性の高い精度を誇ります。

 

 

 

 

そして、カンパニョーロのユーザーにぜひオススメしたいのが

KL_KCampagnolo11Speed_Camp_01_06

 

POWER2max タイプ NG

 

 

「NG」って名前がちょっとアレですが

ツール・ド・フランスで優勝候補の対抗馬

モビスタ―が使用することからも、お手軽

かつ信頼性が高く

USBでの充電も可能になりました。

 

 

 

 

 

p2maxng2084_n

 

POWER 2maxというと、梅林が

「勢いで」(ネタで)注文したコチラ

「FSA K-FORCE LIGHT  BB386EVO」仕様が

秘かに(?)話題を呼びましたが

売れてしまいました。

ありがとうございます。

コイツのネタ度とレア度をご理解頂きまして。

 

 

 

 

しかし、カンパニョーロ仕様ともども

注文お取り寄せは可能なので

ぜひ、お問い合わせください!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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