【TDF2017】休息日前勝負ステージで波乱!サイモン・イェーツは総合遅れるも新人賞堅守!【ORICA SCOTT】

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船橋店】村松 太陽 17年07月10日

 

 

 orica3                                         SCOTT JAPAN様より

 

【TDF2017】休息日前勝負ステージで波乱!サイモン・イェーツは総合遅れるも新人賞堅守!【ORICA SCOTT】


 

休息日前に波乱!総合争いが動くのは予想されていたものの対抗馬が落車リタイアした他、スカイのゲラント・トーマスやロット・ユンボのロベルト・へーシングなど大物も落車 でリタイアとなっている。

 

 

<休息日> 

3週間に渡って闘う「Tour de France」にある2日間(第9ステージ後と第15ステージ後)の休息日。長い闘いを走りきるために体を休ませるのだが、休息日も戦いの一部であり、うまく過ごさないと調子が落ち闘いから脱落してしまう場合もある。逆に調子を上げてくる選手もいる為、クリス・フルーム連覇の流れもまだまだどうなるか分からない。

 

 

 「ORICA SCOTT」のここまで。

 

 

第6ステージ

 

若干アップダウンがあるもゴールに向けて下り基調の平坦ステージでスプリンター用。ORICA SCOTTは問題なくイェーツ、チャベスともに集団ゴール。

 

総合:イェーツ6位43秒差・チャべス30位2分44秒差

新人賞:イェーツ1位/2位と24秒、3位と41秒差

チーム:5位3分58秒差

 

 

第7ステージ

 

中盤まで延々と登り基調だが勾配はゆるく下った後は平地のみの平坦ステージ。残り5km、マイヨブランであるイェーツの落車回避の為集団先頭で列車を組み、時速65kmで突き進む。一瞬だれかスプリント勝負するのかと思ったが残り4kkm過ぎてスプリンターチームに交代し問題なく集団前方でゴール。

 

総合:イェーツ6位43秒差・チャべス30位2分44秒差

新人賞:イェーツ1位/2位と24秒、3位と41秒差

チーム:5位3分58秒差

 

 

第8ステージ

 

休息日前の山岳2連荘1日目山岳ステージ。頂上ゴールではなく1級山岳上ってからやや下って平坦を約10km程走るため逃げきりか総合勢の少人数スプリントになる感じのコース。大人数というほどではないが少なくない人数での逃げ集団を追いかける展開、逃げ集団からの逃げ切り勝利(ディレクトエネルジー:BHバイク!)の後ろでイェーツ、チャベスともにスカイ引くメイン集団でゴール。

 

総合:イェーツ6位43秒差・チャべス30位2分44秒差

新人賞:イェーツ1位/2位と24秒、3位と41秒差

チーム:5位3分58秒差

 


 

*ネタばれ有り!*

 

 

 

 

 

第9ステージ

 

休息日前のステージ優勝および総合争いが面白くなりそうな山岳ステージ。山岳設定が4級1個、3級2個、2級1個、超級3個の盛りだくさんだがゴールは下りきって10km程平坦を走ってから。ステージ後半は今年の前哨戦ドーフィネでまったく同じコースを走っている。

 

逃げ切りもあるこのコースで大人数による逃げでレースはスタートする。一つ目の超級山岳のくだりで落車が多発、フルームのアシスト、ゲラント・トーマスや前日2位のロベルト・ヘーシンクらが落車しリタイアしている。

 

先頭集団は人数を減らしながら2つ目の超級を超えて3つ目、最後の超級山岳へ突入していく。その後ろではスカイのコントロールするメイン集団が徐々に先頭との差をつめていく。ばらけた先頭集団をスカイのメイン集団が吸収しながら他チームのアシストを削っていく。アスタナの選手がアタックするとイェーツはコンタドールなどとともに遅れていく。

 

先頭はサンウェブ1名、後ろにフルームなど各チームエース、遅れてイェーツ。登りきったところで先頭1名バルギルの後ろにフルーム、ウラン、バルデ、アル、フルブサング、マーティン、リッチー。テクニカルな下りに入りリッチー・ポートが落車、巻き込まれてマーティン・ダニエルも落車、リッチーは倒れたまま動かずマーティンは何とか復帰するもフルームグループから遅れる。その後バルデが下りでアタックし単独で先頭を追走。

 

ばらばらに下りに入った後方は徐々に固まりイェーツは落車したマーティンやキンタナなどと集団をを組む形で先頭を追いかける。先頭はバルギルを追い抜いたバルデが逃げて平胆路へ。最後はバルデを吸収してスプリント勝負でウランが勝利、イェーツはその後ろの集団でフルームグループを追いかけるが差は詰まらず逃げ切られて1分15秒差をつけられる結果に。

 

総合:イェーツ7位2分20秒差

新人賞:イェーツ1位/2位と2分58秒、3位と3分28秒差

チーム:7位45分57秒差

 

 

チームとしてイェーツ1本に絞ったかチャベスは早めに遅れておりアシストしていた可能性もある。

まだまだ先はわからないがマイヨブランはある程度硬いかと思われる。今ステージでタイム差広がったとおり走りで勝っておりアクシデントがなければ順当にいくのではないか。

一方総合順位としては厳しい展開に。総合上位勢に対して登りの脚の差が見えてきたところで、今後さらに調子が上がればわからないが実力的にはひとつ落ちるか。

チームとして最終局面までもう一枚アシストを残せるとだいぶ違うかと。

休息日をうまく過ごして攻撃に出れるようにがんばって欲しいです。

 


 

orica3-2

ORICA SCOTT x MILLOT BLANC達成なるか!?

 

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