【社員試乗会】拍子抜けする進化?DOGMA F12は歴代ベストドグマ!

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池袋チャーリー店】池田 哲也 19年09月27日

毎年恒例となりましたワイズロード社員試乗会。今年も多くのメーカーの協力を得て様々なバイクを乗り比べる事ができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当日は20台以上乗る事ができたのですが、その中でもまずご報告しなければいけない一台はなんといってもこちら。

  PINARELLO

 

F12 リムブレーキ

 

¥700,000-+税

 チャーリー店在庫アリ。色違いなども取り寄せできます。

 

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今年もツールを制したドグマF12。これまでF8、F10を試乗しロードバイクを扱う身としては外せない一台です。(今回はDISC仕様がなかったのでキャリパー仕様。フル内装オリジナルハンドルではなくノーマルハンドルです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

過去にDOGMAF8、F10と試乗してきましたが、F12の乗った瞬間の印象は「あれ?乗りやすい」 

 

 

 

 

 

昔、F10の発表会の時にF8やGANRSとともに試乗した事がありましたが、そのときの印象はまさにプロ御用達のレーシングバイク。

 

フレームがガッチリ硬く、踏み込むのにパワーが必要な印象で低速だと硬さをビシビシ感じるようなフレーム。スピードに乗って走りとそこには他では味わえない世界がありましたが、基本的にスパルタンなバイクの印象で一緒に走った他店スタッフも「自分にはF10はきつい」「自分が乗るならGAN RSの方がいいかな。」という声が結構ありました。

 

 

 

 

 

 

その印象で乗ってみたF12。

 

ところがこれが漕ぎ出しからすっと硬さを感じさせずに進んで乗りやすい。

 

当日は軽い熱中症にかかってたのか強く踏み込むと頭痛がするのであまりガンガンとは乗っていないのですが、その範囲でも硬さを感じさせずスイスイ進む。印象としてはドグマよりGAN RSのような乗りやすさ。身構えて乗ったのに拍子抜けしてしまうほどです。

 

 

 

 

もちろん、スピードを上げていったときの加速度やコーナーリング時の絶大な安定感などは他のグレードではないまさしくドグマのフィーリングなのですが、それにしても驚くほどの素直に進む乗りやすい一台でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この乗りやすいF12に乗って思い出したのが昔のツールドフランス特集に乗っていた新素材導入の話。

 

それには新しい素材が見つかると「まず軽量化して、次に剛性を上げ、その次にバランスを調整する」という感じでバイクが進化していくそうですが、これをドグマに当てはめると。

 

 

 

 

 

 

 

新しい素材「T1100」でまずF8で軽量化(65.1に対して120gもの軽量化) 次にF10で剛性を上げ(乗り比べるとかなり硬くなっていました) そしてF12で走りの質を上げる(さらに空力もアップ)

 

 

 

 

 

 

 

という事でしょうか。T1100という理想の素材をピナレロがしっかり研究してバイク開発に生かしてきた軌跡が見えるようです。

 

 

 

 

 

 

従来のプロ御用達のようなフィーリングから脱しあらゆるライダーでも乗りやすくなりさらに空力も向上。おまけにこれまではずんぐりとした印象だったフォルムもシャープなデザインに進化。

 

 

 

 

まさに全方位に穴のない歴代ベストドグマ。絶対に間違いのない一台とお勧めできます。

 

 

 

 

おまけ

 

ついていたこのMOSTのサドルがクッションが絶妙でものすごく快適でした。

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