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【ワイズロードスタッフ試乗会】世界を制した新型【PINARELLO DOGMA F】試乗させて頂きました
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- 【新宿本館】 21年11月25日
みなさんこんにちは。Y'sRoad実業団のコダイラです。今回はインプレ&車体紹介第五弾としてデビュー早々に五輪を制したイタリアンブランドのPINARELLOが満を持してリリースした世界最高峰のレーシングマシンをご紹介。
PINARELLO DOGMA F
参考価格 : ¥935,000-(税込/フレームセット)
Color : PLUTONIUM FLASH
Size : 51.5
(写真の仕様はカタログ記載の完成車ではありません)
仕様
・MAVIC COSMIC SLR 65 DISC
・Campagnolo Super Record EPS
注目ポイント➀
DOGMAシリーズにはそれぞれ専用一体型コクピットパーツが存在します。「F」と銘打たれた今作では「MOST TALON ULTRA LIGHT 」が対応。デザインこそ従来品と同様ですが、流石は進化を止めないPINARELLOです。マテリアルの変更によって重量が13%セーブされているそうです。スペーサーやヘッドパーツとのツライチ感はもちろん健在です。
注目ポイント②
前作にあたるF12と大きく変わったのはやはりこのシートチューブ/ステーの接合箇所。単なる接合位置変化に留まらず、後方に視線を移していくとその「薄さ」に驚きました。
F12以前の従来モデルと比較しても大きな進化を遂げています。
注目ポイント②
ダウンチューブにもブラッシュアップが加わり、コンケーブダウンチューブが廃されました。メーカーさんにお伺いしたところ、やはりチューブ設計の変更によってF12とは大きく太さが変わったことでくぼみを設ける必要が無くなったとのこと。F12ベースに設計されたPRINCEシリーズを隣に並べて確認させて頂きましたが、やはり視覚的な変化は非常に大きく感じました。
注目ポイント③
前作などと比較してもBB周りの造形は非常にマッシブであり、車体の軽量化は遂げつつも推進力に繋がる箇所の剛性に抜かりはないでしょう。Di2のバッテリー内蔵箇所がBB周辺へと変更されましたが、薄くなったシートポストと相まってかダンシング時の振りが軽く、登坂時の高トルクで踏むようなタイミングでもストレスフリーな加速が可能でした。ボトムラインのブラッシュアップによる味付けの変化は大きいのではないでしょうか。
インプレ
結論から申し上げると「文句なしのレーシングバイク」でした。当然プロライダーも駆るフラッグシップともあって進ませ方の会得は付け焼刃ではいかないかもしれません。しかしただ脚に直接来るような嫌な硬さではないため、ある程度完熟走行をする段階で慣れが生じて来れば相当な推進力が得られるはずです。正直今回セッティングされたホイールやチューブレスレディタイヤによる走行感の変化は否めないですが、レース運用やその他シチュエーションにおいて今後チューブレス等は大いに選択肢として挙がってきます。そうした事情を加味しても、システムとしてのフレームとの組み合わせ自体は非常に良いと感じます。スタッフ大注目のスーパーマシンは、足回りのアッセンブルも含めた車体フィーリングの調整が可能となった乗っていて楽しいマシンに仕上げられていました。最後になりますがこうした情勢下でも感染症予防策を講じ、開催に漕ぎつけてくださった関係者の皆様及びメーカーさんにこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
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