【ワイズロードスタッフ試乗会】ラインナップでは影薄め？軽量オールラウンダー『HELIUM SLX』を試乗！｜ワイズスタッフストーリー

: 【ワイズロードスタッフ試乗会】ラインナップでは影薄め？軽量オールラウンダー『HELIUM SLX』を試乗！

592: 【池袋チャーリー店】津森弘晃 23年01月28日

去る1/20、多くのメーカーさんにご協力いただき開催されたスタッフ試乗会にわたくしも参加させていただきました。

EENIX SLICに続き試乗したのがリドレーラインナップ中、前述のエンデュランスレーサーFENIX SLiCとエアロオールラウンダーNOAH FASTに比べ少～し影が薄め軽量オールラウンダーを試乗させていただきました。

【RIDLEY】HELIUM SLX

シンプル・オーソドックスに見えても細部にこだわり

エアロテイストをふんだんに取り入れるNOAHやFENIX比べ非常にシンプルに見えるHELIUMですが、過度な造形ではないもののステアリング周りはケーブルフル内装など空気抵抗低減も意識。

強度が必要となるディスクブレーキは重量増もやむ無しといったところですが、「775g(XXS)/ 785g(XS)/ 805g(S)/ 825g(M)」と軽量モデルの名に恥じない重量。ハイエンドモデルながらの高剛性・反応性の高さはヒルクライム含めてあらゆるフィールドで大きなアドバンテージになる事間違いなし‼・・・なレースやタイムに拘る方に最適なモデル。

サイズによってリア・シートステーの接合部位置を変える(下がっている：XS / M、下がっていない：XXS / S)など実は見比べて見ないと気付かない細部へのこだわりもあり乗り手の対格差も考慮された作りに拘りがうかがえます。

実際乗ってみての印象

スススーーーーッと軽やかな漕ぎ出しは軽量モデルならではの感触で、軽さが故の挙動の不安定さも感じない操作性は剛性感の高いヘッド周りによるものでしょうか。

ヘッドと同じく剛性高めなBB周りということでしたがペダルを踏み込んだ際にわずかにウィップ(しなり)するような加速感は高剛性ながら硬さを感じさせない快適とも感じさせる乗り味。フラッグシップらしいレーシーな走りながら乗り心地の良さはFENIXよりも高いように感じました。

コスパの高さかもらうかがい知れるヘリウムの優秀さ

各メーカーから出ている軽量と言われるフラッグシップモデルの平均価格帯は50万おーばーがザラとなった今、改めて税込価格で￥407,000-(しかもハンドル一体型ステム付属で‼)と考えると驚異的なコストパフォーマンス。サイズが大きくても800gちょいの軽量性とその性能の高さ・良心的な価格設定から見ても影が薄いだなんてとても言ってられないモデルです。