新型DOMANE AL試乗インプレッション「先代GEN3乗りスタッフが違いを語る」

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上野アサゾー店】石川 康輔 23年11月03日

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以前投稿した発表された際の資料などを基にスペックの違いをお話をしたGEN4のDOMANE ALですが、今回スタッフ試乗会で乗る事ができたので実際にどのような違いを感じたかGEN3のDOMANE AL乗りの私がインプレッションをしていきます。

以前の記事

DOMANE AL GEN4インプレ

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まず、DOMANE ALというバイクがどのようなバイクなのかをざっくりとお話しします。

立ち位置としては、TREKの中ではエントリーモデルのロードバイクとなります。

前提としてロードバイクは長距離を楽に速く走る事ができるスポーツ用の自転車です。

よりハイエンドなモデルの方が、軽くて速くて長距離を短時間で走る事ができるのがロードバイクのグレードの違いです。

その上で一番安くて手に入れやすいこのDOMANE ALは只のエントリーロードでは無いと私自身は考えています。

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スペック

TREK独自のAlphaアルミで作られた軽量で軽快なアルミフレームを採用。

モデルチェンジを行った今作GEN4世代からはコラムまでフルカーボンの軽量なフロントフォークを採用しています。

今回試乗したDOMANE AL 5(105グレード完成車)は56サイズで重量9,85 kgと、この太いタイヤやホイールがついているロードバイクとしては中々軽量です。

ケーブルも内装になる事でハンドル回りもスッキリとしています。

タイヤサイズは最大で38cまでを想定しているので簡単なグラベルもこなせるスペックとなっています。

個人的には「オールロード」と呼ぶにふさわしくかつ「マルチパーパス」な乗り物としてのポテンシャルを秘めた唯一無二なバイクだと思っています。

ロードバイクとしての快適なライドを補助するトップチューブマウント台座やダウンチューブ下のボトルケージ台座がある事でダブルボトルとツールケース、補給食の持ち運びなどを容易にしてくれます。

ツーリング、通勤などにはキャリアや泥除けのダボが備わっており、フルフェンダーやリアキャリアでのパニアバッグ等の装着も行う事ができます。

グラベルロードとしても十分使えるタイヤクリアランスもあるので、1台のロードバイクを様々な用途に変身させることが可能な点もこのバイクがもつ魅力の一つになります。

各部を見ていきます

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専用の内装ヘッドパーツでスムーズなワイヤリングと軽いステアリングを実現しています。

 

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シートステーは先代よりも広げられて太いタイヤと泥除け、更には乗り心地の良さや発進のスムーズさつながっている感じ。

 

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フルカーボンのフォークは快適性と軽快さに大きな影響を与えています。

 

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泥除けやキャリアはBONTRAGERブランドから純正で発売されているのでそちらを選ぶのが確実でしょう!

 

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12速の新型105R7120を採用したハイパフォーマンスモデルです!

 

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前作とデザイン的な違いはこの真っすぐになったトップチューブ。スッキリとしたデザインとなり軽量さにもつながっているかもです。

 

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専用のヘッドセットで内装設計となっていますがステムなどは汎用品を使用。ポジション調整の自由度が高く整備費用なども比較的安く済むのがうれしい所!

 

GEN3との乗り比べ

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私自身GEN3の旧世代DOMANE AL乗りで前日も当日も乗っているので感覚的な違いはよくわかります。(フレーム以外原型をとどめていないという声が聞こえるので、一応ほぼノーマルでも乗っていますとだけ言っておきます。)

というわけで、GEN4の乗り味についてですが。

まず、軽快さをすごく感じました。走り出しはバイクの重量なりですが、動き始めてからの加速感がアルミの良い反発感を感じてそこが一番の違いです。

フロントフォーク由来なのかフレームの形状が変わった事由来なのか、トータルバランスでの事なのかとにかく走り始めてからの加速感が軽く感じました。

私がノーマルで乗った時よりも中間速度域の快適さが際立っていたので同じ速度で走らせているときの軽快さは進化していると思います。

12速の105が良かった説も可能性としてはありそうですが。。。

 

明確に違いを感じるのはダンシングでの加速です。

やはりフォークがフルカーボンコラムになったことで重心が変わって振りが軽くなっている感じですね。反発感もありリズムよくスムーズな加速を感じる事ができますね。

 

ただし、その辺もちょっとしたカスタムで逆転しちゃいますし、内装の専用ヘッドセットであるがゆえにレーシーな低いポジションが出せない事は私の様にしっかり乗り込むバイクとして考えている場合は少し不利になりますね。

 

とは言え走行性能の優劣を比較するようなグレードではないので以前より軽快な気がするぐらいの違いです。

ディスクロードの良さを今の時代においてなるべく買いやすい価格で実現しているという事が奇跡です。ロードバイクを楽しみたいと考えている方に十分楽しんでいただけるそんなバイクです。

 

ポジションをレース寄りにしたい方はちょっと待って!

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GEN3乗りの私の視点ですが、ベタ下げができるのはトラディショナルなヘッドセットならではの利点ですね。ワイヤーが邪魔にならないスッキリさを重視するか、ポジションをよりレーシーにする必要があるかという事でも選択が分かれそうです。

GEN3は在庫限りで終了になるので私の様にハンドルベタ下げ前提でカスタムのベース車に欲しい方はGEN3の特価車をおススメしたいです。

価格的に定価も安くモデルによって既に特価になっているので、サイズとか色とか好みのものが残っている方はそっちもおススメです!

 

ですが、GEN4に関してはポジションにアップライトで余裕があった方が良い方は全員GEN4の方が断然おススメです。

軽いですし、スッキリしていますし、なんだか走りがスムーズになっています。流石に新しいバイクをTREKがだすだけはありますね。色々進化しています。

ツーリング、ロングライド、簡単なグラベル、通勤通学、荷物満載のキャンプツーリングまでこなせる超万能なロードバイク、初心者だけでなくセカンドバイクとしてサードバイクとしてたっぷり遊べる1台を探している方はこのバイク要チェックですよ!

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