新型SUPERSIX LAB71インプレ!やっぱりcannondaleはサイコー!

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京都店】盛山 新太郎 23年11月10日

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今年cannondale(キャノンデール)の新しい「ブランド」として誕生したLAB71。

現在ラインナップされているのはロードバイクのSupersixとグラベルロードのTOPSTONEの2種類になります。

 

僕が所有しているのは旧モデルでは最上位グレードだったSupesix EVO Hi-Mod。

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もう3年近く乗っているこのフレームと比べていったいどう進化したのか?
LABに乗れたのは短い時間だけでしたが、感じたことを書いてみます。

 

インプレッション

剛性

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まず剛性については、明らかにアップしていると感じました!

ひと世代前のいわゆる第3世代はとてもしなやかな乗り心地で、僕がこのフレームを買った理由のひとつでもあります。

 

しなやかで乗り心地が良い反面、パワーのあるプロの選手にとってはロスになってしまう場面もあったかもしれません。

LAB71はHi-Modのさらに上に位置するグレードとしてあきらかにパワーアップしており、そういったプロ選手たちの要望に応えるために調整されたのではないかと推測します。

 

ハンドリング

 

取り付けられているステム長が違うので直感的な感想になってしまいますが、ハンドリングはよりクイックになったように感じました。

ジオメトリーはほぼ変更されていませんが、良く言えばキレがある、悪く言うと慣れていないとふらついてしまうように感じました。

 

今乗っているバイクには130mmのステムを付けていますので、そこの影響が一番大きいと思いますが、フォークとコラムの剛性が上がったことや、フレームが軽くなったこと、専用の新型一体ハンドルあたりも影響しているのではないかと思います。

 

加速性能

加速・登坂性能については間違いなく超一級品で、ぜひこれは一度思いっきりヒルクライムで乗ってみたいと思いました。

踏み込みからのタイムラグの少なさと軽やかさは明らかに他社ハイエンドと比べてみても頭一つ抜けていて、爆発的な瞬発力が気持ちいいフレームです。

 

個人的には多少しなりがあってダンシングのリズムが取りやすいフレームのほうが好みですが、ヒルクライムのレースやタイムアタックをするならこのLAB71は間違いなく最適です。

 

まとめ

全体をまとめてみると、旧世代のSupersixと比べると大幅に戦闘能力が上がっているなと感じました。

のんびりとロングライドを楽しむならSupersixのノーマルモッド当たりのグレードにしておくか、エンデュランスモデルのSynapseがおすすめですが、LAB71を購入検討している方はおそらくロングライドメインではないと思いますのでそこはしっかりと割り切っていて良いと思います。

 

デザインの高級感もあり、専用の一体ハンドルも非常に所有欲をくすぐってくれる仕上がりなので、プレミアムなバイクを探している方や、限界まで自分の能力を引き出してくれるバイクをお探しのリアルレーサーの方におすすめのバイクだと思いました。

 

最大の難点としては、価格と入手性の問題でしょうか。

DURA-ACE Di2搭載の完成車で¥1,800,000となっておりそう簡単に手を出せる価格ではありません。生産数も非常に少なく、ほしい時にいつでも注文できる状態ではないため、どれだけ欲しくても買えない可能性もあります。

 

そういったハードルをクリアして無事手に入れられた方にとっては、きっと最高の相棒になってくれることでしょう。

 

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