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【DAHON】20インチor16インチ!ちょっと太めタイヤな折り畳み自転車はどう違う?【試乗会レポ】
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- 【新宿クロスバイク館】 23年11月15日
どうもこんにちは。新宿クロスバイク館の鈴木です。味の素スタジアム・あじペン広場にて、先日行われましたワイズロードスタッフ試乗会。昨年から続いて行われたこの試乗会ですが、今年もいろんな自転車を試乗させて頂きました。この場をお借りして感謝申し上げます。ご参加いただきました企業の皆様、本当にありがとうございました。
さて、今回ご紹介いたしますのはフォールディングバイク。コンパクトに折り畳むことで収納や輪行が容易になり、ロードバイクやクロスバイクとはまた違った楽しみのあるジャンルです。その中でも気になっていた二台のご紹介です。
太めタイヤ×ディスクブレーキ搭載フォールディングバイク
今回比較するのはDAHON HORIZE DISCとK9Xの2台。片や定番モデルの限定仕様、もう片方は24年モデルからの新商品です。それぞれ早速見ていきましょう!
まずHORIZE DISC Ltdは通常モデルとタイヤが異なり、タンサイドのブロックタイヤが装備されています。20ⅹ1.95インチの極太感はそのままに、砂利道でも安定して走る事が出来るので、キャンプ場周辺などのライドも楽しめそうです。見た目にもクラシック感が出てめちゃくちゃオシャレ仕様です。
20インチの中でも小さ目の406サイズながら、周長では451サイズにも劣らない大きさになるので意外とよく走ります。タイヤ幅のせいで加速感は劣りますが、安定感とクッション性は抜群に良いです。街乗りや未舗装路の走行にバッチリな仕様と言えます。
お次はK9X。DAHONにはこれと似たK3という14インチタイヤのフォールディングバイクがありますが、こちらは16インチとワンサイズアップ。重量も10kgを切る為、折り畳み自転車としては軽め。輪行はもちろん、階段の上り下りでもそこまできつくはなさそうです。
タイヤサイズは16x1.50とそこそこ太め。K3の時に感じていたクイックすぎる感はほとんどなく、バランスの良い走りだと感じました。正直エアボリュームの増大に伴うクッション性はそこまで体感できなかったのですが、安定感はかなり向上しています。
16インチと20インチってどっちがいいの?
結論から言うと割と好みに左右されるのではないかと思います。個人的にはフォールディングバイクは折りたためることが最大のメリットだと感じているので、折り畳んだ時にコンパクト且つ軽量であるK9Xは中々に魅力的だと思いました。ただしリアキャリアやフロントラックを付けて積載量を増やしたい!という事であればHORIZE DISC一択かと思います。
実はロードコンポ搭載?!K9Xのおすすめポイントのお話
地味にケーブルがフレーム内装に変わっています!スッキリしたデザインで良い感じ。
意外と走るぞK9X!その秘訣はやはり駆動系にあり。
K9Xという名の通り変速段数は1ⅹ9。標準搭載のコンポーネントはDAHON純正のディレイラーでしたが、SHIMANOロードコンポとも互換があるとの事でしたので、レバーと一式であれば交換は可能との事です。とはいえ標準の物でも問題無く変速は決まっていたので、壊れたり気にしたりしなければそのままでも十分かと。
また、クランク周りもよりロード仕様に変わって走りの良さに寄与しています。流石にここをカスタムしようとすると選択肢がほとんど無さそうですね。
ディスクブレーキ搭載で何が変わった?
そしてやはり気になるポイントはココ。機械式ディスクブレーキ搭載!しかもフロントホイールは折り畳みの都合上フォーク右側に装備。フォークを逆向きに付けてしまっていないか不安になりますが、これで正常です。制動力は意外としっかりとしていて、よほど速度を出さない限りは問題の無いスペックだと思います。整備も比較的しやすいので、慣れてしまえば特殊な工具なしで作業ができる点はオススメポイントです。
折り畳んだ際のサイズ感は輪行するには問題なさそうなサイズ感。重量も10kgを切るので持ち運びもそこまで苦労しなさそうです。ただしディスクブレーキ本体が外側に出てしまっているので、ローターカバーを付けてあげるのが吉。ケガをしたりさせたりしない為に、また輪行袋が破れない為にもこういった気遣いは大事です。もちろん、ペダルの折り畳みをしたりや脱着のできるペダルにカスタマイズするのも良いかもしれません。
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HORIZE DISCはブロックタイヤ装備でよりアドベンチャーなバイクへ
艶消しブラックなフレームにホワイトロゴがキリっと映えます。
タンサイドな極太タイヤ。なかなか見かけないカラーとサイズです。
ディスクブレーキx極太タイヤxフォールディングバイク
どれもデフォルトでの設計ですが、ブロックタイヤに変わる事で見た目もさることながら、アドベンチャーシーンでの活躍もより見込める素敵仕様に。積載量を増やすカスタムなら、リアキャリアにフロントラック、ダブルレッグスタンドを取り付けるのをお勧めします。釣りやキャンプツーリングでも楽しめちゃいそうなカスタムの幅の広さは、まさしく大人の趣味の為の一台とも言えます。
機械式ディスクブレーキやトレッキング系の変速まわりは普通に使う分には必要十分。グリップに関してはエルゴノミック形状の物に変えてあげた方がオススメです。個人的にはERGONのグリップがとてもオススメ。折り畳んでも特に干渉する事はないので、長距離長時間乗っていて手が痛いとか疲れるという方は是非グリップ交換をしてみてください。
折り畳み自転車のメリットと選び方について
折り畳み自転車を選ぶポイントですが、最大のメリットである折り畳んで持ち運びや収納が出来るというところが必要かどうかだと思います。盗難防止のために屋内保管をしたい!輪行や車に自転車を載せて旅先で自転車を乗りたい!そんな考えや要望があれば、折り畳み自転車を買うメリットが大きくなると思います。逆にそういった所にポイントを置かない場合はちょっと立ち止まっても良いかもしれません。また、選び方にしてもホイールサイズを何インチのものにするかで走行距離や使い方、カスタムの仕方と色々と考えるポイントが出てくるかと思います。新宿クロスバイク館では様々な折り畳み自転車を展示中です。ぜひ店頭で見て、スタッフに相談してみてください♪
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